仁王さんのわらじ
調子に乗って三本目
本を読んでたら、デカイ草鞋のことを「仁王さんの草鞋」と呼んでたもんで、前に尾道で撮った写真を思い出した。
お寺の山門にどでかい草鞋が奉納してある。山門には仁王さんが睨みを効かせているんだが、その大きさとくらべて草鞋サイズが明らかに不釣合いにデカイ。作った人はもう少しサイズバランスを考えるべき。とりあえずデカければエライという手段と目的を取り違えた日本人にありがちな傾向なので、それはしようがないね、と納得した。
E-PL2 + SIGMA 19mm F2.8 EX DN
仁王さんの草鞋の下には、足の病気などの平癒を願った草鞋が奉納してある。この寺はそういった願いを叶えてくれるらしいんだが、本堂は山門正面奥にちらりと見える長い石段の上にある(らしい。登ってない)ので、そんだけ脚力があれば足の不具合も良くなっている証拠だなぁ。鶏が先か卵が先か。
E-PL2 + SIGMA 19mm F2.8 EX DN
尾道、石段といえば、大林宣彦監督の「転校生」。その映画で一夫と一美が転げ落ちたのがこの御袖天満宮の石段。テレビ番組で「転校生」の大ファンだというウドちゃんが石段に頬ずりしていた。こんな石段を転げ落ちるところを想像するととても痛そうで、そんな具合ならば男女の中身が入れ替わっても仕方がないと思うよ。
E-PL2 + SIGMA 19mm F2.8 EX DN