極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

最近は近所をうろつく動物なんて礼儀正しい飼い犬くらいのもの。

ワル猫

オレが子供の頃にはまだノラいぬだのノラねこだのが沢山いた(と記憶している)んだが、最近ノラいぬは全く見ない。しかしながらノラねこはまだまだ現役のやつが何匹かウロウロしている。

同じ場所に十年以上住んでいると、近所のノラねこの顔ぶれも時代によって変わっているのがわかる。都会のノラねこは、地域ねことして大切にされたりねこ好きな個人にエサを貰ったりしてノウノウと暮らしているふうなんだが、実はそれぞれが生存競争を生き抜いているんだろう。だからオレがもふもふしてやろうと近づいていっても、ちらりとこちらを見ただけでとっとと逃げ去ってしまう。誠にケシカラン。

まあそんなノラねこだが、ねこなんだからカワイイ部分があるに違いないとおもい見かけた時には時々写真を撮ったりするんだが、さすがノラ世界を渡り歩いただけあって、これが全くかわいくない。カワイイ奴らはいつの間にかいなくなる。

ねこ社会も厳しいわけだ。

こいつがいまの近所のボス。通称「デブキチ」(オレが勝手に命名

寒い朝にはいつも日当たりが良い給湯器の上で威張って座ってる。近づくと睨んでくる。目付きが悪くて可愛げなし。

もう一匹、我が家の周りを縄張りにして偵察のため歩きまわる「デブシャム」(オレが命名)うちの玄関先は朝日があたって暖かいせいか、時々ゴロゴロしているのを見かける。ドアが開くと必死に逃げてくから、我が家の住人と友好的な関係では決してない。

「デブキチ」と一緒にいるところを見たことがあるが、座ってる場所から判断して序列としては「デブキチ」の子分だと思われる。

こいつは最近姿を見せない通称「青目」(これも勝手に命名

毛並みがキレイなヤツだったが、こいつも全く愛想はなかった。おそらく「デブキチ」との争いに敗れ、別の場所へ流れていったものと思われる。

巷では「ワル猫カレンダー」というものが発売されているらしいが、こいつらもその末席に加えていただきたいと個人的な希望です。