何事も模倣から始まるとは思うんだが、その模倣自体がムツカシかったりするわけです。
LIFE magazine
勝手気ままに写真を撮ってるんだが、いちおう目標としているというか、「あんな写真が撮りたい」と憧れているものもある。
それはかつてアメリカで出版されてた「LIFE」という雑誌で、そこに掲載された写真がすごくいい。
ご存知の方も多いだろうが、現在は廃刊となっているものの、掲載された写真はインターネットで見ることができる。様々な写真の中で、一度は見たことがあるものも含まれているでしょう。
1936年創刊で、日本では横溝正史が書いた「八つ墓村」のモデルになった「津山三十人殺し」事件が起こったり、国家総動員法が施行されたり、エノケン一座が日劇に初出演したりと、徐々に戦争が近づいてきた頃ですな。
ちなみに”LIFE magazine”でググると
”秒速で一億円稼ぐ男”よざーさんの独占インタビューが掲載された雑誌のページが上位にヒットするのは勘弁してほしい。
あえて直リンクは貼らない。
「自分だけの生き方が見つかる 不定期発行映像マガジン」
とうたわれているが、いろいろあって不定期どころか二度と発行されないんじゃないでしょうか。どうでしょうか。
閑話休題
当時のカメラは今みたいにオートフォーカスじゃないしフィルム感度も良くないし、いろいろと簡単に写真が撮れる時代ではなかったんだろうけど、かっこいい写真が沢山撮られ、雑誌に掲載されている。第二次大戦や朝鮮、ベトナム戦争の戦地での写真の被写体から伝わってくる雰囲気やその場の緊張感や迫力は、いま見てもビビる。
歴史的な人物の写真も沢山掲載されているが、宣伝用ではない日常の一瞬を切り取った写真がとてもすきだ。外向きじゃない、有名なあの人物の素の表情が記録されている。あんな写真が撮りたい。ああ撮りたい。でも簡単には撮れんわな。
頑張りましょう。
ということで、日常風景。こんな写真もあと何十年も経てば、記録として価値が出るかもね。出ないかもね。
flic.kr 目の前に七五三のお参り帰りの姫が見えたので、とりあえずシャッターを押す。
flic.kr 誰もが知ってる紅葉谷公園入口の「佐々木八重子の店」の佐々木八重子女史。(たぶん)久々の登場にあわててシャッターを押す。
flic.kr 大願寺火渡り儀式に参加するために並ぶひとたちとそれを見ている親子連れを撮る。
flic.kr ハロウィンイベントでテンションが上がるおねえさんとデカかぼちゃを一緒に撮る。
flic.kr 人力車がなんだかわかってないちびっこを撮る。
なんの脈絡もない写真の羅列ですが、お楽しみいただけたでしょうか?