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極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

深夜特急 の・ようなもの 番外編

すでに二回目にして番外編。お題は「森見的及び万城目的世界」

京都を舞台にした小説は沢山あるんだが、そのなかで森見登美彦氏のクサレ大学生や天狗や弁天や怪しい浴衣男やら狸やぽんぽこ仮面などが暴れまわる小説や、「ホルモー」なる訳がわからん競技を繰り広げるワカモンらの青春が描かれた小説が好きなわけで、そいつの舞台をちらりと覗いてまいりましたのですね。

京都大学

森見氏も万城目氏もおふた方ともに京都大学出身ということで、まずは京都大学の構内をいかにも関係者の振りをしてのし歩く。そして時計台の写真を撮る。「夜は短し歩けよ乙女」では大学祭でパンツ総番長だのゲリラ演劇「偏屈王」一味が暴れ回り、黒髪の乙女は大きな鯉を背負って歩きまわったりと、様々な騒動がここを舞台に描かれております。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

京都大学flic.kr

この時は時期がまだ少し早かったので、折田先生像は確認できなかった。残念なことである。

matome.naver.jp

京都大学すぐそばの「百万遍交差点」は、「ナカメ作戦」が地道に繰り広げられた場所である。残念ながら期待通りの結果とはならなかったことは言うまでもない。

京都大学flic.kr

 

「夜は短し歩けよ乙女」のラストで、主人公の「先輩」と憧れの「黒髪の乙女」が初めてふたりきりでコーヒーを飲んだ喫茶店の「進々堂

京都大学flic.kr

吉田神社

鴨川ホルモー」で京都大学青竜会新入生の面々は先輩に引き連れられて、大学近くにある吉田神社で女人禁制の儀式を行う。儀式はこの階段を登った上にある本殿鳥居前で。女性陣はこの階段下で待機していた。で、その映画版では男性陣は皆が真っ裸になって「レナウン娘」を歌い踊ってた。

吉田神社flic.kr

鴨川デルタ

ここが有名な鴨川デルタ。「鴨川ホルモー」で、壮絶な「ホルモー」が繰り広げられた舞台であり、「四畳半神話大系」でもアホな大学生どもが暴れた場所。この日は寒くて「鴨川べり等間隔の法則」は観察できなかった。見回しても樋口先輩の浴衣姿も見当たらず、残念。

DSC02269.jpgflic.kr

鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)

 

 

鴨川ホルモー [DVD]

鴨川ホルモー [DVD]

 

 

  

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

 

 

四畳半神話大系 Blu-ray BOX

四畳半神話大系 Blu-ray BOX

 

 

 スマート珈琲

ここは「聖なる怠け者の冒険」で登場人物らが通ってる喫茶店ですな。

三条flic.kr

聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険

 

 祇園四条

「有頂天家族」で赤玉先生と弁天が逢引したのが南座の大屋根の上。(赤玉先生は「如意ヶ嶽薬師坊」という洛中に轟く大層な名前を持つ有名な大天狗なのだ)その向かいにあるのがレストラン菊水。

P2170205.jpgflic.kr 

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

 

 

こちらもレストラン菊水と並んで、弁天が踏み台にしていた屋上にスペイン風の塔がある東華菜館。目の前は四条大橋の橋のたもとは、下鴨矢三郎(有頂天家族の主人公の狸)が赤玉先生の恋文を矢に括り付け、鴨川沿いの納涼床にいる弁天の扇を射った場所。

祇園四条flic.kr

「有頂天家族」は続編もあり。

有頂天家族 二代目の帰朝

有頂天家族 二代目の帰朝

 

 八坂神社

宵山万華鏡」の舞台となった祇園祭は八坂神社のお祭り。不思議な雰囲気の短編がまとめられた作品集の「宵山万華鏡」なんだが、なかなか味わい深く森見作品の中でも「輝け!全オレ!!スキなモリミー的作品大賞」の上位にランキングされる作品であります。

八坂神社flic.kr 

宵山万華鏡 (集英社文庫)

宵山万華鏡 (集英社文庫)

 

 

本能寺の変

今のところ「輝け!全オレ!!泣けるマキメ的小説選手権」の第一位に君臨する「長持の恋」(短編集「ホルモー六景」に収録)の重要な場面の舞台となる本能寺。

小説にある通り、本能寺戦死陣没諸霊の看板には「柏原大鍋(なべ丸)」の名前が見える。この名前を実際に見つけた時には、小説の主人公「おたま」と同じくココロが揺すぶられてしまったことを正直に告白します。

本能寺flic.kr

本能寺flic.kr 

 京都を離れて「鹿男あをによし

万城目学作品といえば、映画化された「プリンセス・トヨトミ」のほかには、玉木宏綾瀬はるかが出演したTVドラマ「鹿男あをによし」が有名だと思うんだが、 その舞台になったのが奈良市近辺。東大寺では主人公「おれ」が、そこで出会った鹿から「目の運び番」に任命されたりするし、クライマックスはど真ん中を近鉄線が走る平城京跡であった。それにしても多部未華子ちゃんは「ブスカワ」とか言われたりするけど、そんなことはない。とてもカワイイ。いまのソフトバンクのCMなんて可愛すぎるし。

youtu.be CMで流れる曲は「天才バンド」という人たちのものらしいんだが、歌声だけ聞いてると忌野清志郎を思い出す。

ちなみにオレは「鹿男あをによし」のドラマは見ていない。

東大寺flic.kr

DSC01944.jpgflic.kr 今回、鹿たちはオレには話しかけてこなかった。よかった。

平城京跡 朱雀門flic.kr 朱雀門大極殿へ移動するときに利用する踏切には、警備のおっちゃんがいた。

 

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

 

  

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

 

今回の旅行では当初は「鹿男あをによし」にも出てくる高松塚古墳まで足を伸ばそうと思ったんだが、ちょっと遠いので断念。次回また来ることがアレばその時のお楽しみに。

 最後に京都にもどって きつねのはなし

森見登美彦氏には珍しく真面目な文体で書かれた不思議な話である「きつねのはなし」。「鴨川ホルモー」で儀式がとり行われた吉田神社も舞台となるが、ここ伏見稲荷大社界隈も物語の中で語られる。狐の話しだけに稲荷神社だよな。「ホルモー六景」の「長持の恋」で「おたま」こと立命館大学白虎隊 細川珠美がアルバイトする「狐のは」も伏見稲荷の近くという設定。「鹿男あをによし」に出てくる京都の料亭も「狐のは」という名前だし、こちらの「狐のは」と同じじゃないのかなと思ったりしてる。同じ作家の作品だしね。

伏見稲荷大社flic.kr

伏見稲荷大社flic.kr 写真は伏見稲荷大社の有名な千本鳥居を登った先にある熊鷹社。きらびやかな本殿周辺とくらべて、厳かな歴史を感じる雰囲気が漂っていた場所。燃え盛る和蝋燭の炎が描く陰影で一層神秘的な印象を受けた。

 

きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

 

 

観光名所めぐりにあわせて、好きな作家の作品舞台を訪ねて歩きまわったんだが、まだまだ行けてない場所も沢山ある。

アニメ好きな人々が「聖地巡礼」と称してアニメ作品の舞台になった場所に押しかけるという状況を「けっ」というふうに横目で見てたオレなんだが、彼ら彼女らの気持ちが少しわかった気もしたりしなかったり。

今回は長いな。全部で四千二百文字超えだぞ。四百字詰め原稿用紙で11枚だぞ。仮に原稿一枚3,000円(一文字7.5円)とすると、33,000円だぞ。これだけ貰えれば嬉しいぞ。中古のレンズ買っちゃうぞ。 

 今欲しいヤツ。どちらかと言えばライカのが欲しい。

 

それはともかく、好きな作家の事を書くと知らず知らずに長くなる。疲れたのでそろそろおしまい。

 

 なお、今回の聖地巡礼の参考にしたブログなどは以下のとおりです。どうもありがとうございました。

 

sasamon-blog.hatenablog.jp

 

これは京都大学SF研と思しき面々が作成したと伝わる、森見登美彦作品に登場する場所を示したGoogle Mapであります。

www.google.com