極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

尾道の神社でマボロシの神獣を見た(ふたたび木枯し紋次郎のタイトル風に)

一般的には龍なのだ

神社に行くと参道横に参拝前に身を清める目的で設置されている「手水舎」というものがある。ちょろちょろ流れる水をためてあって、そこで使う柄杓がおいてあるとこですね。

で、ここで水がちょろちょろ出ている部分は龍の姿をしてたりするのをよく見かけるわけです。

それは水を司るということで龍神様から来ているそうな。

奈良(法隆寺)flic.kr コイツは法隆寺の手水舎にいた龍

奈良(興福寺)flic.kr こちらは奈良 興福寺で見かけた龍

で、この手水舎で見られるのは龍の他にもいろんな動物があるらしい。実際に見たのはこの間行った春日大社の鹿っていう例があるが、それ以外にも同じようにその神社に祀られた神様の眷属である兎の例もあるらしい。

奈良(春日大社)flic.kr こちら春日大社では、神の使い 鹿

で、お題の尾道で有名な千光寺に登るロープウェイ駅の直ぐ隣にある「艮神社」(うしとらじんじゃ)と言う、いかにも不可思議なパワーを秘めてると思わざるを得ない名前の神社でみた手水舎なんだが、そこにいたのは一見すると亀に見える動物。ただし顔は狛犬というか獅子っぽい。手水舎で亀という例は他でもあるらしいんだが、これは単純な亀ではなさげ。

尾道 (Onomichi)flic.kr 周りに猫が多く、コイツもネコに見えたりしたが、背中に甲羅背負ってるしで、そうじゃない。

そんな写真を何気なくGoogle+の寺社関連フォーラムへ「コイツはなんだ?」的なコメントを付けてアップしたら、ある人からコメントがあったのですね。

「これはおそらく玄武です」

確かにそうかもしれん。龍(青龍)がいるならば、亀(玄武)がいてもおかしくない。亀の例はあるらしいし、両方とも水っぽいし。これが玄武とするならば顔が狛犬っぽくてもなんとなく納得できる気がする。もっとも多く描かれる玄武の姿では、シッポが蛇だったりするんだが、コイツのシッポが蛇だったかは確認してなくて誠に残念であったな。(写真を見なおしてみると、シッポは蛇っぽくない)

玄武 - Wikipedia

玄武のイメージはこちら(from Wikipedia 高松塚古墳壁画 パブリックドメイン

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Genbu_from_Takamatsuzuka.JPEG#/media/File:Genbu_from_Takamatsuzuka.JPEG

世の中には色んな物があるもんだ

四神のうち青龍と玄武があるならば、朱雀と白虎も全国探せばあるかもしれんけど、インターネッツでざっと調べただけじゃ見つからんかったよ。鳥と虎は水にはあまり関係ないし、ないかもね。

それにしてもインターネッツ上では手水舎について延々語っているヒトもいたりして、世の中にはいろんなヒトもいるもんだ。千差万別。モウモウ。