極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

にしもとおさむ ベースボールアート @宮島、町家通り

暑い三連休、沢山の観光客に揉まれにゆく

三連休だし天気が良いしで久しぶりに宮島に渡ってみたのです。

三連休だし天気が良いしで観光客の皆様が大勢で大変混雑してた宮島でした。

今回の宮島は今年は7月20日に行われる管絃祭の準備がぼちぼち始まっとるんじゃないかということだったんだがまだまだ準備前で、御座船の基本形が寂しく佇んでいた程度でしたよ。

▼まだガワだけの御座船。伝馬船もまだ到着しておりませぬ。

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厳島神社本殿前で大鳥居をバックに記念写真を撮る皆様には、順番に並んだ前の人の写真を次の人が撮ってあげるという暗黙のルールが確立されていて、それが順調に繰り返されておりました。マジメな日本人。もちろん外国人観光客もルールに則ってみんな仲良く記念写真。

▼男女仲良く「広島じゃけー」Tシャツを着てらっしゃるが、冷静に考えると恥ずかしいと思うぞ

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 ▼管絃祭ではこの真中のちょっと掘り下げられた部分を神様がのった輿が通って御座船まで運ばれます。 

宮島 町家通り 献燈

▼大鳥居の柱にはお金を挟むなと言われて久しいが、まだまだ残骸が残っております。

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▼最近は柱の割れ目に挟んではならぬという掟を守りつつも、どうしてもお金をおいていきたい人が多くいるらしく、フジツボの隙間に押し込んでいる例を発見。足元を見るとこぼれ落ちた小銭が沢山ある。お賽銭症候群だな。

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で、つまんないなーなんて思いつつ町家通りをブラブラ歩いてたら家々の軒先に据え付けてある献燈の絵柄が「野球」関連に、それもほぼカープの初優勝時の選手になっているのに気がついた。そういやFacebookで「世界遺産認定20周年記念てこともあって、こんど献燈がベースボールアートに変わるよん」という書き込みを読んだ記憶がある。

てなわけで急遽「管絃祭の準備」はやめて「ベースボールアート」を撮ることにしたわけでありますね。

ベースボールアート

見た目と色合いはヘタウマ系安西水丸風という印象なんだが、試合風景の写真を参考に書かれていると思われるどの選手も、それぞれ特徴を上手く掴んでてよい感じですね。

▼1975年広島東洋カープ初優勝時に胴上げされる古葉監督。台詞の「本当に優勝したんですね」はその時のインタビューでの言葉。

宮島 町家通り 献燈

▼背番号70の後ろ姿はジョー・ルーツ監督。シーズン開始すぐに審判と揉めて退団してしまったけど、彼こそが初優勝の原動力となった「赤ヘル魂」を選手全員に叩き込んだ男。グランドではいつも怒ってたからこの画でも怒ってるw

宮島 町家通り 献燈

▼初優勝を決めた後楽園球場のインタビューで男泣きのミスター赤ヘル 山本浩二

宮島 町家通り 献燈

 ▼山本浩二とともに赤ヘル打線を引っ張った”鉄人”衣笠祥雄。ホンモンを間近で見るとゴツくて黒くてかっこいい。

宮島 町家通り 献燈

▼一連の献燈のなかでも一番のお気にい入りがコイツ。 アヤシイ判定を下した審判に対して、打点の高い飛び蹴りを食らわせた「キックの宮」こと宮本投手の雄姿。この伝説のシーンはオールドファンの心に深く刻まれているぞ。

宮島 町家通り 献燈

理由は不明なんだが、カープの乱闘試合はなぜかドラゴンズ戦が多い。むかし旧市民球場でドラゴンズ戦を見てたとき、クロスプレーからなんだかんだでモメはじめベンチから全員が出てきてグランド上で揉み合ってる試合に遭遇したことがある。その試合の結果は覚えていないんだが、その回ではたしか負けてたからスタンドからも酔っ払いオヤジが「やれやれー」などと盛んにヤジを飛ばしてたのを覚えてる。かつての市民球場はいまと違って一度事が起これば「寄らば切るド」という緊張感あふれる男臭い場所であった。などと昔はヨカッタ的なことを語ってはいるものの、いまのみんなで楽しめるマツダスタジアムのほうがヨイと思うよ。

▼ちゃんと”VS DRAGONS"と書いてあるのが「分かってらっしゃる」というカンジ

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▼所々でなぜかMLBの選手もあり。これはNYヤンキースレジー・ジャクソンが空振りしてる有名な写真を参考にしてる。

宮島 町家通り 献燈

旧いファンには涙モノの画もあるわけで、怖いもの見たさでも見たい人は以下のリンクを見てちょうだい。

 

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