暗い場所で撮ってブレたりノイズだらけになった写真でも、モノクロにすればなんだかちょっとカッコよかったりするぞ
あけましておめでとうございます
去年の元旦に「去年(2015年)は約1万9千枚だったけど、今年(2016年)は何枚撮れるかな?」なんて書いてたんだが、結局2016年は約2万枚と微増。まあアメフトの写真をとってれば、毎年だいたい2万枚前後というのがオレのアベレージっぽいな。
鎮火祭も大人しくなってしまってちょっとサビシイ
いろんな行事が危険だとかなんだとか色んな理由で荒っぽさが薄れてくるのは残念なことである。荒っぽい事を期待して、それを覚悟で現場にいるならば、多少の被害も甘んじて受けるべきで、それに対してクレームを入れるようなヤツラはハナから参加しない方が良い。
正月早々そんな不満を書いたのは、毎年大晦日に行われる厳島神社の鎮火祭が今年から大人しくリファインされて開催されたからなのですね。
昨年までは大松明が通る道は規制されていたけれどその両側で観客はもっと身近に神事を見られたし、火がついた大松明が大石鳥居まで一往復したあとにはみんなロープを越えて自分が持つ小さな松明に大松明の火を移そうと群がってたり、多少酒が入った勢いの良い若い衆が担いだ松明を振り回して火の粉が盛大に飛び散ったりするさまが迫力があったんだが、今年からはそれが全面禁止のおとなしめな行事になったわけです。
まあ昨今のクレーム主義的な世間の反応からすれば(見学規制の説明文には「一昨年の行事で洋服に火の粉が飛びやけどをしそうになった云々」とあったけど、なら去年から規制せいよ、と思ったりしたんだけどね)、自衛のためにそうせざるをえない主催者側の事情もあるんだろうが、残念なことである。
まあそんなこんなで多少不満を持ちながらも今年も現場へ行って写真を撮ったんだが、昨年はモニターで当選したソニーのα7とツァイスレンズという高級コンビで多少暗かろうがf/1.8+ISO12800の勢いでなんとかそれっぽい写真が撮れた。が、しかし今年は手持ちの初心者用機材しかなく、なかなか大変でしたね。ピントが合わない、シャッター速度が稼げないなど苦労の連続でありました。
うちに帰って考えた
とりあえず700枚近く撮って帰ってから見直してみると、真っ黒だったりブレブレだったりピントがあってなかったりで、200枚くらいは捨てた。残ったやつも、なんだかあらぽい写真ばかりでどうもいまひとつな気がして少しガッカリしたんだが、フト思いついて「いっそ白黒にしてしまえ」とばかりに、現像するときに白黒にしてみたらあら不思議、ブレブレザラザラな写真もなんだかそれっぽく見ててイイカンジ。
「良いマジック(ごまかしテクニック)を見つけたぞ」、というわけで、今回は白黒写真がメインですぜ。
コントラストを強くして、ノイズはそのまま、Lightroomでいう明瞭度をあげたり、ハイライトを下げたりすれば「どうだそれっぽいだろ」というわけですね。
白黒ばかりじゃ色気がないので、カラーも少し。
最後に、2017年元旦の初日の出を。
今年は(も)良い年でありますように。