極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

「どうせ高いカメラを持ってるやつには勝てないんだよ」とお嘆きの貴兄に

ある意味 真理ではあると思うんだが

少し前、誰かのブログだかで読んだんだが、なんとかカメラの店頭で店員に向けて客が不満を述べてたという話。

「どうせ高いカメラを持っているやつには勝てないんだよ」というその客に、店員は「でも写ルンですでものすごい写真を撮る人もいますよ」と答えてたそうな。

確かにカメラっちゅーもんは値段に比例して性能が上がるわけで、撮りたい瞬間を逃さず撮る確率は値段が高いカメラのほうが高くなる。それは間違いないと思う。なのでプロカメラマンの人がこの投稿に対して「高いカメラを持てば良い写真が撮れる保証はないけど、プロとしての良い写真が撮れる確率を高くして置かなければならない。だから高いカメラを使っている」と言うコメントを読んだ。たしかにそうだろうな。プロなんだから、撮った写真でお金がもらえる。オレみたいに「撮れなくて残念」では終われんわけだし、クライアントから注文を受けてしまえば、暗かろうと遠かろうと、雨が降ってようと暑かろうと寒かろうと、どんな過酷な状況でもクライアントがとりあえず納得するような写真を撮らねばならないわけですね。で、それをできるだけ量産出来なければならないのがプロの使命。それは高いカメラが必須な場合が多いのは納得。もっとも田中長徳氏のように「でかいカメラが偉いわけじゃない」と主張される長老もおられるわけで、まあスナップならば小さくて軽いほうが良いけれど、スポーツ写真や報道写真で一瞬を逃せば全てパーというような場合には、やはりでかくても信頼できるやつを持たねばならんのでしょう。

 

さて、そんなこんなの話ですが、コレまで書いたような内容について、つまり「高いカメラを持つだけで良い写真が撮れるのか?」という事に関する私の考えをわかりやすく図にしてみましたよ。(Fig.1)

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ものすごく単純な図なんですが、AさんとBさんはカメラの性能に差がある場合。Aさんは性能が低い(安い)カメラを使っていても、その才能(と努力や経験値もあるかな?)のぶん、良い写真が撮れる可能性が高いと思われます。一方のBさんはカメラが高性能でも運が良くなければ良い写真が撮れない(のじゃないかな?)と思うのですね。

反対に機材に差がない場合、当然才能(と努力や経験値)が少ないDさんは良い写真を取る可能性は低く、幸運が訪れなければいい写真が撮ることは難しい。一方のCさんは幸運を待たずとも良い写真をとる可能性は高い。

まあそんなわけで、同じ才能や努力や経験値であればカメラの性能によって差がつくのは当然で、カメラの性能に差があれば才能や努力や経験値がそれほどなくともそれなりの写真は撮れる、と言う結論でした。

もっともそれ以上に「幸運!」というのが重要な要素かもしれません。特にシロウトにはね。

 

縮景園 夜桜特別開園 2018

スマホでもすげー写真が撮れるときがある。ときどきね。

今回は負け惜しみ的な、すっぱいぶどう的な、遠吠え的な内容でした。