平成最後の管絃祭は台風接近のため中止
結果的に台風の影響はなかったんだけれど
毎年旧暦の6月17日に行われる厳島神社の管絃祭、今年は7月29日に行われる予定だったものが、日本列島を逆走してきた台風12号の影響を考慮して中止となりました。7月の西日本豪雨被害の影響で観光客も減り、また恒例の花火大会も中止が決定されて、平成最後の年はただただ暑いだけの寂しい夏となりますね。神様もせっかく船にのっていろいろなところを巡る事ができたのに、中止になってさぞ寂しいことでしょう。
で、今年も写真を撮りにゆくつもりだったものが中止ということで、コレまでの秘蔵写真を大放出ですよ。
まずは昼の部。神様を本殿から輿に乗せて御座船までお連れする。
こちらは別の年。天気が違うだけでやってることは同じなので区別がつかん。
御座船を引く船はハデハデな装飾。船を操るのは今年の豪雨で被害を受けた呉市阿賀地区に人たち。なので個人的には今年の開催は少し心配してた。
続いて夜の部。
旧暦6月17日は大潮の満月なので、潮位が高い。この年は厳島神社の回廊の上まで海水が上がってきてた。
満月は厳島神社本殿の後ろにある山(弥山)から昇ってくる。
人々は提灯行列で神様をお迎えする。誰でも無料で参加可。提灯も無料。明かりはろうそくだから気をつけろ。
宮島観光親善大使のお嬢さまがたも出陣です。浴衣姿がすてき。
ラストの見せ場。午前の満潮時には江波衆が、最後は御座船を引いてきた阿賀衆が狭い桝形のなかで船を三回廻す。見事回って回廊にずらりと並んだ見物客から大きな拍手と声援が沸き起こる。