神事のスケジュールはよくわからない。予定どおりに行われるとは限らない。
開始は9時です。でも舞楽奉奏はいつから始まるかわかりませんw
今日はどんよりとした曇り。途中から冷たい雨が降るなか、厳島神社で行われた天長祭 舞楽奉奏を見に行きました。
舞楽は年に三回行わるうちの一回が天皇誕生日の今日行われると思ってたけど、調べてみると年間で10回程度舞われるらしい、と訂正します。春と秋は平日夕方開催などとちょっと行きづらいので、今回は張り切って島に渡ったわけです。神社ホームページには開催日時のみの記載で詳細情報はナシ。天気予報は雨なので中止にならないか心配してたけど、YouTubeをチェックしてたら拝殿前の屋根があるスペースで(普段は結婚式などで利用されてるっぽい)雨でもやってるらしい。そんな動画が見つかったので、今にも降りそうな寒い曇り空の下、島へ渡りました。
ホームページには「9時開始」とあったけど時間になっても何も始まらない。カメラを担いだジジイが数名(オレ含む)回廊内を徘徊したり、なにげに撮影の場所取りをしたりしてるくらいでなかなか始まらない。まだまだ時間が早いので観光客も集まらない。
そのうち突然雅楽の調べが聞こえてきて拝殿内で何かの神事が始まったわけですが、物事が粛々と進められるばかりで、見てる我々にはなにがどうしてるのかよくわからない。わからないまま神事が終わると神主さんや雅楽を演奏してた人たちはみんな引き上げてしまった。後に残された人々はそれからしばらく手持ち無沙汰でその辺に座り込んだりして待つしかない。そうこうしてるうち、11時過ぎになって舞台へいきなり太鼓などが持ち出されると引き続き舞の演者が登場し、おもむろに舞楽が厳かに執り行われたのでした。
厳島神社で行われる神事はほかもだいたいこんな感じで、突然始まる。開始時刻はある程度決まってはいるとは思いますが、相手が神様だから人間の都合でどうのこうのはできません。そのためか観光客向けの親切なアナウンスやスケジュールを知らせる看板などは一切ナシ。情報収集は神社関係者と知り合いらしき人達との会話に耳をすませておく必要がある。観光客には優しくないが、古くから伝わる行事を商業主義に乗りすぎないところでうまくやってる風情がイイ感じだと思いますね。
さて今日撮った写真、全部で700枚くらい撮りましたが、その中ではOLYMPUS OM-D5で撮った写真のほとんどが上手く撮れてない。強力な手ブレ防止機能で今日みたいな屋内などの暗いところには強いと変に期待しすぎてたようで、実際には今ひとつな結果だった。理由を推測すると、おそらくISOの上限が800としていたからでしょう。いくら優秀な手ブレ防止機能を持っていても、被写体ブレは防げない。メインのSONY α57はISO上限設定ができずすぐに3200まで上がるためにそれなりのシャッタスピードが確保されるから、結果それが功を奏して気になる被写体ブレも殆ど無かった。α57はISO3200くらいまでが上がるとノイズがちになりますが、そこはLightroomマジックでなんとかなるから問題なし。
経験値からシャッタースピードはスポーツなどの試合風景を撮る場合で最低限1/500以上、できれば1/1000くらいは確保する必要があると信じているけど、それ以外でも動きがある被写体にはせめて1/100くらいは確保しないといかんということがあらためてわかりました。
とりあえずよさ気な写真を貼り付けます。
雅楽が奏でられる中、祭壇に延々とお供え物が運び込まれたあと、祝詞(たぶん)が挙げられ、その後再びお供え物が引き上げられます。
手がブレてるな
足がブレてるな
演者の後ろから屋外からの明かりが当たるので撮るのが難しい
退場
今日の写真