開放バカ一代
大事な事を忘れていたわい。
この記事についてはまず
「撮影に使用した「α7とSEL55F18Z」はαアンバサダープログラムのモニター企画でお借りしたものです。」
と宣言せねばならなかったのです。忘れてました。
ミニチュア写真っぽいのが面白い。
FE 1,8/55(ツァイスのレンズに刻まれた文字をよく見ると、1.8の点はピリオドじゃなくてカンマなんだな。さすがドイツ(何が?))を使うときには、シャッタースピードが上がり過ぎたりするもんでとりあえず一段くらい絞って撮ってたりするんだが、偶然開放のまま撮ったらなんだかミニチュア写真っぽくなって面白かったので、そのまま何枚か撮ってみたわけですよ。
flic.kr よく出来たフィギュアだな。円谷プロ作品にも負けんぞ。
特技監督の樋口正嗣氏が「ミニチュアセットでの撮影では、思い切り照明を焚いて絞り絞って被写界深度を深くするために大変な苦労してるんだぞ。電気代使いすぎて、スタジオのヒトに怒られるんだぞ。」と力説してた。黒澤映画では、パンフォーカスにするためにものすごく多くの照明を使い、できるだけ演技者の近くにセットしてたから、時々役者のカツラから煙が立ち上ってたなんて話も読んだことがある。「2001年宇宙の旅」では、巨大なディスカバリー号の撮影用ミニチュアのアタマからシッポまでピントを合わせなきゃならんから、目一杯絞って撮影したもんで1秒間の映像を撮影するために数十分の露光をしたらしい。途中、模型が崩れたりしてやり直しになったりと、ダグラス.トランブル一家も散々な目にあったりしたとのこと(こいつは、別の映画でジョン・ダイクストラの逸話だったかもしれん)。そんな苦労を知りながら、被写界深度を浅くして遊んでしまってゴメンナサイ。
このまま続けてしまうと、そのうち山に篭って片方の眉毛を剃り落としてしまったり、「鹿殺し」などというブッソウな二つ名がを付けられたりしかねないのでヤメた。