深夜特急 の・ようなもの その3
シカが沢山いる事には慣れているんだが
奈良にはシカが沢山いる。宮島にも沢山いるんだが、そこのヤツラとは違う。
まずデカイ。身体がデカイし、その上うんこがデカイ。
家人に言わせると「鹿せんべい食ってるから」だそうな。(根拠は知らん。個人の推測)
確かにそうかもしれん。(個人の感想)
奈良のシカは鹿せんべい食ってるが、宮島のシカは食ってない。その違いは大きいのかもしれん。(諸説あり)
そんなわけで春日大社
奈良公園周辺はそこら中に鹿がいる。観光客もそこら中にいる。(オレもそのひとり)外国人観光客も沢山いて、そこら中で様々な言語が飛び交っている。特に中国人のヒトたちも沢山見かける。彼らが写真を撮るときに「サン、アル、イー」って言ってるのを聞いた。フランス人も「トロワ、ドゥ、アン」と言ってたのを聞いた。日本人も写真を撮るときにタイミングをとるために数を数えたりすることがあるが(オレも宮島をうろついていると、時たま外国人観光客に写真を撮ってくれと頼まれることがあるが、その時は「ワン・ツー・スリー」と言ってシャッターを押す)世界どこに行ってもやってる事は同じ。人類皆兄弟。戸締まり用心火の用心。お父さんお母さんを大切にしよう。
そのほか修学旅行生も大勢いる。お調子者の男子がシカに絡まれて、それを見た周りの生徒が大騒ぎしている。正しい修学旅行の姿ではあるな。
そんなこんなで、さすが世界遺産の観光地。とにかく人が多い。
flic.kr 中国のヒトたちはシカを珍しく感じるらしい。みなさん、やたらと写真を撮ってた。
で、春日大社
春日大社までの参道が長い。両側に沢山の石灯籠が立ち並び木が鬱蒼と茂ったなかをずっと歩いてゆく。雰囲気は明治神宮っぽい。
しばらく歩いた先に鳥居(二之鳥居)があり、いよいよその先が春日大社南門に続く。
本殿に向かう前、普通は龍があしらわれてたりする手水舎なんだが、さすがにシカの国、手水舎も神様の使いであるシカ。(伏鹿手水所)
坂がふた方向に分かれていて、どちらを登るべきが考えたが、人がたくさん歩いている方をチョイス。後で知ったが、こちら(写真右側)が、表参道。
いよいよ到着。これは南門。南門前には謎の石。
flic.kr 柵に囲まれ因縁故事来歴が書かれた立て札のある謎の石。他の人はあまり興味が無いらしく、素通りの人多数。
いよいよ大宮の境内に足を踏み入れる。ここのご本殿も「国宝」だそうな。
flic.kr ここは参拝所。
春日大社は第六十次の式年造替中だったんだが、特別公開中とやらで普段見られない場所が見られたりしたらしいかった。神様がいらしゃるところの写真はあまり撮ってはイカンとおもいつつ見て回ったんだが、実際のところはまあ神聖な場所ではあると感じるわけだが、正直よくわからんかった。朱塗りの立派な建物が狭い斜面に沢山並んでる様は、やはり美しかったですよ。
造替中のため、神様はこちらにいらっしゃるとのこと。工事のためとはいえ、神様も忙しい。
flic.kr とのことです。
この後、明治維新以来およそ140年ぶりに開門された後殿御門に参拝したんだが、ここには有名な段々になって築かれている本殿があるなど、あまりに恐れ多い気がしたので写真撮影は遠慮したのでした。
特別企画の一環として、歴史的人物が奉納した釣灯篭が展示されてたし、万燈籠が再現されたコーナーもあった。
flic.kr 造替に対してか、皇族方がされた寄付(?)についての説明高札。
flic.kr 鹿と灯籠
そして次回、大仏編に続く。