「春を呼ぶ清盛まつり」だぜ
前回の続き
毎年恒例の行事ですが、去年よりも行列の規模が少し縮小されたか?
毎年3月の終わりに宮島で行われる「春を呼ぶ清盛まつり」なんだが、「まつり」といっても平安時代の仮装をした人々が商店街から厳島神社、清盛神社へと練り歩くのを大勢の関係者(主に稚児行列に参加したちびっ子たちの関係者)が見守るという趣向ですよ。(ちびっこたちが行列するんだが、ちびっ子それぞれにその保護者が付き添いで一緒に歩くもんで、誰が行列しているのかよくわからん状況も発生する。また子供の写真やビデオを撮ろうと行列に合わせて歩く関係者も多く、混乱しがちですわ)
このまつり(行列)も宮島で行われる他の行事と同じく、どうにもユルイ。ゲストや一般の参加者がいるので時間は守られるんだが、仕切りがゆるゆるでいかにも「宮島の行事」っぽくて、宮島フリークのオレとしては安心できるのですね。
▼地元の商工会議所だか商店街だかが主催で、宮島観光親善大使のお嬢さんがたも庶民的。ごく普通のお上品なお嬢さんがたで好感度満点でありますね。
▼この日は観光客がとても多かった。普段は目立っている中国系の外国人観光客よりも、欧米系の方のほうが多かったですね。
このあと、この記念写真を撮っている一団のうちのひとりの女性とサングラス越しに視線があった瞬間に「あなた、英語わかる?」と話しかけられたから、「じゃすあ・りる・びっ」などと返事をしようとしてそれがオレの口から出る前に、「それはともかく私達みんなの記念写真を撮ってよ」とカメラを渡された。続けて「ここがシャッターで、ここが電源ボタンで、それからそれからペラペラペラ」とカメラの使用方法について説明されたのが早口の英語で、せっかくの説明は半分も理解できなかったけどキャノンだかの日本製コンパクトカメラだったから使用法なんて知らなくても勘でも問題なし。そんなわけで、もちろん地元民としてはにこやかに対応しつつみなさんの記念写真を撮ってあげましたよ。撮り終えてカメラを返すと「サンキュー」と大げさに感謝されましたわ。国際親善だぞ。あの人達にとっての日本旅行、なかでも宮島を訪れたことがいい思い出になればよいな。
それにしてもオレはなぜか観光地で外国人に写真を撮ってくれと頼まれがち。その他、地元じゃなくてもいきなり道を尋ねられたりもしがち。写真といえばまえにも厳島神社で突然に東洋系のおばちゃんからいきなり流暢な英語で「記念写真を撮ってもらえませんか」と話しかけられ、「イエース」と答えて本殿をバックに写真を撮ってあげたことがある。こちらもおばちゃんは「サンキュー」と言いつつ何事もなかったかのように悠然として去って行かれたわけだが、オレは外国人に写真を頼まれやすい風貌をしているんだろうか。そういったオーラが出ているんだろうか。確かにカメラを抱えてパシャパシャ撮りまくっているから、写真を頼むのには絶好なおっさんに見えるのかもしれんけどね。第三者の目から見れば、それはそうかもしれん。
▼大鳥居前の記念写真を撮る写真屋さんは鹿を手懐けていて、記念写真を撮るときには彼らをきちんと団体客前に整列させる。鹿たちもエサ狙いなんだろうが、きちんと並んでてエライわ。
flic.kr 特別参加のハトさんもいますよ
flic.kr 「ハァイ、みんないい顔するアルヨ」
行列開始
行列は桟橋近くの広場から13時開始のセレモニーあとに商店街を抜け厳島神社本殿で参拝したあと、その先の清盛神社を目指してやってくる。大鳥居がよく見える辺りで待機していると13時30分あたりに遠くからブラスバンドの音が聞こえてきた。そのうち行列の先頭が見え始めていよいよ清盛まつりの行列の写真撮影であります。
flic.kr さっきの山伏もこのお坊さんも大願寺か大聖院の多分ホンモノのヒト。
flic.kr 今年の清盛役は地元市長らしい(顔は知らんのですよ)。その後ろは広島出身の女優 戸田菜穂さん。
flic.kr 清盛、塗りすぎw
清盛公ご一行は厳島神社本殿を参拝されたあと、清盛神社に詣でて行列は終了。
▼去年は行列に参加していたミヤジマックスだが、今年は行列に参加してないぶん観光客と気軽に記念写真を撮るなど、サービス満点。
flic.kr カメラを向けるとポーズを取ってくれるぞ!カッコいいぞ、ミヤジマックス!!
桜もぼちぼち咲き始めていて、まさに「春を呼ぶ」清盛まつりでありましたね。