極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

広島三大祭 浴衣の着始め「とうかさん」で、あと2つはなんだ?

広島の初夏の風物詩 浴衣の着始め

むかしは6月の8、9、10日の3日間だったんだが、最近は6月の第一週の金土日に開催される広島の初夏の風物詩「とうかさん」が昨日6月3日から始まった。(子どもの頃は10日(とうか)に行なわれるから”とうかさん”だと思ってた)

広島地方は梅雨入りした模様との情報もあり、今日は生憎の雨模様で残念なんだが、昨日会社の帰りにちらりと寄って参拝してきましたよ「とうかさん」。

親子連れやカップル、会社グループなど沢山の人が繰り出しており、かなりの賑わいでしたね。広島ではこのまつりがその年の浴衣の着始めという慣習があって、街には浴衣を着た人たちが沢山歩いてまいしたが、おっさんは会社帰りなのでスーツ姿でそぞろ歩く。日が沈んで暑くもなく寒くもなくいい感じの夜でしたわ。

とうかさん公式ホームページ

とうかさんの近くで首からカメラを下げてウロウロしてたら、知らんじいさんが話しかけてきた。

「このはお寺ですか」とじいさん。

「そうですよ。お寺に稲荷大明神が祀ってあって、だから”いなり”じゃなくて”とうか”と読むらしいですよ」と答えるオレ。

「◯◯橋(名前を忘れた)の近くにも神社があってそこは”稲生”とかいて”いなり”と読むの知ってますか?」とじいさん。

「知りませんねぇ」と答えながらも、会社の目の前に妖怪神社として有名な「稲生神社」があるなと思いつつもスルー。

▼これが妖怪神社として有名な「稲生神社

「お寺で稲荷とは珍しいですね」とじいさん。

「そうですね」と上っ滑りする会話をかわしていると、そのじいさんが「最近は明るいところでホタルを撮るらしいですよ」なんてことを言ってきた。

「はあ、そりゃ知りませんね」とオレ。

「明るいところで撮って、それを加工するらしいんだけど、私はキライですね」とじいさん。

「ははあ、そんなもんですか」と言いながらその場を立ち去るオレ。

全く咬み合わない、白々しい会話の連続。知らない人と話をするとどうもこんな感じになりがちなんだが、ならばもっと相手の話に突っ込めよと言われても、興味が無い話に突っ込むほど親切ではないので、まあしょうがないか。

まあそんな感じでしたが、多くの人が繰り出しての賑わいは良い雰囲気でしたよ。

そんなじいさんの追撃をかわしつつ撮った写真ですよ

▼写真左の赤い浴衣を着ている三人はとうかさん関連イベントに出没する「うちわ姫」。右のカメラクルーと一緒にいる浴衣の女性は、地元テレビ局のアナウンサーっぽい。

▼6時台のニュース中継らしき一団。浴衣姿の後ろ姿は、地元TV局のアナウンサーだった。

ソフトバンクの王会長が現役時代、広島遠征に来るたびに食べてたと言われるチーズケーキで有名なケーキ屋さんも、この日は店頭で生ビールを売っている。

▼三原の神明市にも出てた「お化け屋敷」。煽りのオババも同じくマイクパフォーマンス中。

▼こちらは三原神明市で見かけたお化け屋敷

▼「お化け屋敷」のライバル「ゾンビ村」が出現!

「ゾンビ村」前を通り過ぎるとき、偶然カップルの話が聞こえてきた。

女性「私、前にココ入ったことあるよ」「コレって全然怖くないし」

男性「じゃあ入ってみようか?」

女性「絶対イヤ!」

会話がコントになっとるわw

▼厄除けは御札やお守りじゃなくてうちわですね。

▼高級カメラを抱えたジジババ軍団が屯しているとおもったら、モデルさんを熱烈撮影中。通り過ぎるカップルが「年寄りがめっちゃ撮ってる(笑)」と話してたのが聞こえてきた。みんな同じバッジをつけてたから、何かのツアーではないかと推察。モデルさんを熱心に撮るジジババの姿を懸命に撮るおっさんはオレです。

▼参拝入り口から境内をぐるりと沢山の提灯が下げられている。

▼暗くなるにつれ、輝きを増す提灯

とうかさんの前の大通りは歩行者天国になっていて、様々なイベントが行われていた。

▼「ゆかたできん祭(さい)」は、広島弁の「ゆかたで来んさい(浴衣で来てね)」に掛けている。

▼広島観光親善大使のお嬢さん方は、浴衣の柄と帯の結びのコラボレーション。

オバマ大統領の警護に続いてとうかさんの警備ご苦労様です、広島県警

▼パルコの「C」の字の下側のランプが切れておるよ。

2日目以降は雨の予報で残念。大通り歩道の両側にずらりと並んだ関西弁が多く聞かれたテキ屋のヒトたちも売上減で残念。

さて、題名にある広島三大祭とは「とうかさん」「えべっさん(えびす講)」「すみよしさん(住吉祭)」の三つです。