砂の王国 潜入記
約二十年近くぶりに砂の王国王都へ足を踏み入れたわけで
二十年近く前に仕事でちょくちょく訪問していた鳥取市なんだが、本当に久しぶりにまたまた(訪問目的が前とは全然違うけど)仕事で訪れる事となったわけです。
金曜日の夕方まで打ち合わせがあったので、当日はそのまま泊まることにして、翌日土曜日はせっかくだからと鳥取観光と洒落込んでみましたよ。
駅前、ふつうのビルの一階角にあるのが全国的に話題になった「すなば珈琲」。
▼左の女性二人組は店の看板前で他の観光客っぽいカップルとお互いに記念写真を撮ってたぞ。
いよいよ砂の王国へ潜入
▼馬の背から望む日本海の大パノラマ。広すぎてよくわからんね。
▼雪を頂く伯耆富士こと大山を望む
▼当然、ラクダがいる。
勝手にラクダの写真を撮ると、係の人に金を請求されるとかされないとかいろんなウワサが聞こえてきて、風景を撮影するふりしてビビりながら写真を撮る。たまたまラクダが写り込んでただけ。
砂丘から展望台まではリフトがあって、十数年前にスキーをやって以来、久しぶりにリフトに乗った。板をはかずに乗るのはちょっと変な感じ。板をはいていれば乗る時降りる時に滑っていれば良いわけで乗りやすいんだが、靴だと自分で歩かねばならずちょっとオタオタしたりした。
上りのリフトの途中に突然カメラマンがいて、乗ってる人の写真を撮り、終点の出口で撮った写真を売りつけている。テーマパークのライドアトラクションじゃァないんだから、そんな写真を買う人もいるのかと思ってたら年配の観光客はそこそこ喜んで買っていた。オレはスマホをいじっているフリしてカメラは無視し写真売り場は前の人が掴まっているスキに早足で通り過ぎてやったぜ。
展望台というものの前方には木が沢山生えてて砂丘自体はよく見えない。が、青空のもとにひろがる日本海はとてもキレイだった。
砂丘から鳥取市街地まで戻ろうとバス停で待ってたら、またまた外国人吸引力を発揮してしまい(まあ周りに誰もいなかったってこともあるんだが)、若い外国人カップルがスッと近寄ってきて「鳥取駅へ行くにはこのバス停でいいのか?」と聞いていた。「次は10:12だぜ」と答えたら時刻表の写真を撮って何処かへ歩いていったから、これから砂丘見物をして帰りの時刻が気になってたんだろうな。
今回は正しい英語でかんたんな内容を聞かれただけだったから、特に困ること無くよかったわ。
続いては「仁風閣」
明治大正期の本格的な洋館づくりの建物で、国の重要文化財指定。島根城跡に建てられており趣がある外観と、豪華な内装は見る価値あり。入場料150円だし。中は土足厳禁で、もこもこスリッパに履き替えねばなりません。
「仁風閣」という名前は、大正天皇ご行幸の際に随行した東郷平八郎海軍大将(当時)が命名されたらしい。二階ロビーにかけられた額は東郷平八郎海軍大将の自筆。
この建物は、映画「るろうに剣心」のロケでも使われたらしい。館内には撮影時の写真も展示されていた。
仁風閣の周りでは、何人もの振り袖を着たお嬢さんが写真を撮ってた。男性とカップルじゃないので結婚写真の前撮りでもなさそうだし、着物写真のモデルさんかと思ったけど、それぞれがバラバラに撮っている感じ。多分、成人式の前撮りとかじゃないのかな、と勝手に思ったりしたんだが、真相はいかに。
仁風閣は鳥取城址内に建てられていて、城自体は天守などの建物はすでに失われてはいるものの、その立派な石垣が残っていて、それを見るだけでも良かったですね。
鳥取は全国で一番人口が少ない県ですが、歴史があり自然がありの見どころありですね。