極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

「平成30年7月豪雨」について個人的な忘備録

大変な被害で多くの方が犠牲となられ、いまも多くの方々が災害復旧に大変な思いをされている。

うちは広島市西側の辺境の地であり、近くに崖や川などもない地面からかなり高い山のてっぺんあたりに住んでいるので、近所の被害はまったくなかった。でも7月6日以降、JRが止まったりと多少は災害の影響を受けております。とはいっても、呉市近辺のような酷さはまったくなく、その点は非常に幸運だと思っとりますね。

以下はオレがFacebookに7/7投稿したものの引用であります。

7月6日の豪雨。前日の台風被害がほとんどなかったので安心してたら、翌日に大雨。JR山陽本線も当初17:00頃運行停止と言われてたのが、前倒しの15:30に運行停止。雨の中、慌てて早めに帰宅する人も多かったけれど、会社前の路面電車の電停にはあふれるくらいの人だし、しばらく帰宅するのを見合わせた。(17:30-18:30ころ)
18:30をすぎると路面電車の電停の人が少なくなってきたので帰宅することにしてやってきた電車に乗り込む。(18:50頃)JRがすべて運行停止なので、東方面に帰る人達はバス利用や家族の迎えを予定しているらしいけれど、各所で道路は大渋滞で、バスやタクシーもなかなか進まないという情報で、今日中に帰れるのか他人のことながら心配しつつ路面電車は西へ向かう。帰宅のピークをこえたためか、車内は普段どおり程度の混雑。会社にいるときからそうだったけれど、車内のそこここで頻繁に緊急速報メールの着信音が鳴りまくりで、あんなに連続して鳴るのを聞くのは初めてだった。路面電車の運転席付近に乗ってたので、広電司令部からの無線で「19:00を持って一部路線の運行を停止する」旨の通信が聞こえてきた。広島地区最強を誇る広電もついに力尽きたかと少し心配になったが、乗ってる路面電車はそのまま宮島線へと乗り入れて、無事自宅へ到着。(地元駅到着直後には、ついに広電も全面運行見合わせ)並行して走っている国道二号線は渋滞で長い車の列はあるものの、広島市から西方向は大きな被害も見当たらず(山間部は不明)、自宅周辺も特に変わった様子もなく一安心。
翌日(7月7日)のテレビでは朝から豪雨関連のニュースがずっと流れ、各地での被害が判明。自宅周りと比べて、その酷さに驚く。JR山陽本線沿線でも洪水で冠水したり、山崩れなので線路が泥をかぶり、復旧にかなりの時間がかかりそう。高速道路も通行止めになっている区間が多く、明日以降の物流不全によるモノ不足が心配。元気ものの広電は徐々に復旧したようだけど(アストラムラインが始発から平常運転だったのには驚いたけれど)、月曜日は会社休みかな、なんて思ったり思わなかったり。被害にあわれた方々はそんな呑気なことを考えている場合じゃないだろうけれど。一日も早い復旧を願っとります。

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7/6 18:50頃の広島市中区立町電停の様子。激しい豪雨という感じではないけれど、雨が強く降っている。ビルの軒下にはバスを待つ人達。

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Yahoo!防災の通知。オレが住む地区では19:40 大雨特別警報が発令された。

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これだけの短時間にたくさんの緊急警報メールを受信したわけで、そりゃ通知音鳴りまくりですわ。

大雨の週末を過ぎて、どんどんひどい被害の状況が伝わってくる中、自分の住んでるあたりの何事もなさに多少申し訳無さを感じつつも、間引き運転で混みまくる電車で出社したんだが、同じグループ内で人的被害はないものの出社不可というひともいて、やはり他人事ではないなという感を新たにしたわけです。

現地に住む知り合いのひとが復旧に向けていろいろと頑張っている様子が伝わってくるのですが、半分おじいさんになってしまった自分としては積極的なボランティア活動などは返って足を引っ張る結果になるかもしれず、それよりもなによりも現地へゆくための道路や鉄道が完全封鎖で動きが取れない。

で、思いついたのが自治体が公開している様々な情報、特に給水所の設置場所が施設名のみで、地元の地理に疎い人たちにはわからないのではということで、ならばその情報をGoogle Mapへ展開すれば多少は便利になるんじゃないかってことでした。

早速公開された情報をもとに、まずはGoogle スプレッドシートに施設名と住所を登録し始めたものの、施設名から住所が判明しない場所が沢山出てきた。特に「旧ナントカ小学校」とか「元JAナントカ支店」とか書かれてもGoogle Mapの検索では引っかからない。また「ナントカ駐車場」とか「ナントカ港岸壁」とか書かれてても、よくわからない。その点、学校や公民館などはすぐに検索結果が出てきて助かった。

そんなわけでちょっとだけ苦労しながら作った一覧データをGoogle Mapへ流し込んでいっちょ上がり。そいつを集めたポータルもとりあえずでっち上げましたよ。

Jimdoで小一時間でちょこっと作りました。

「平成30年7月豪雨」関連情報 - 「平成30年7月豪雨」関連情報

 

昨今、政府を始め「オープンデータが~」とか叫ばれているけれど、今回のようにGoogle Mapで住所情報(緯度経度情報じゃなく、ナントカ市ナントカ町ナン丁目1−1とかでオーケー。すべてグーグル先生が自動的に判断してくれる。一部間違ってるのもあったけどなw)をもつCSVファイルがあればすぐにビジュアル化(ビジネス的には「見える化」)できるのに、なぜそれをやらん、と少し怒り気味な気持ちになりました。(近所の人ならば、ナントカ公園前駐車場というような情報だけでもわかるかもしれんけれど、最近引っ越した人などはわからんと思うよ)

 もっとも大きな土砂崩れなどの災害に見舞われた東広島市では市職員が通行止情報をPDFの地図と同時にGoogle Mapに展開して「職員ブラボー」と話題になっているとの記事もあり、「やればできるじゃんかー」と思いました。

 

www.sankei.com

で、Google Mapをいくつか作ったんだけど、すべて日本語版で、できれば英語版も作ることができたらなーと思うものの、それぞれのデータ更新と合わせてそこまではオレの実力ではできませんでした。ああ、英語力がほしい。