「火渡りの儀式」とか呼ばれてるけど、正式名は長い
厳島大仏不動明王柴灯護摩祈願法要
毎年11月3日に行われる宮島大願寺の火渡りの儀式を見にゆきましたよ。
まあやってることは基本変わらないので、毎年同じような写真しか撮れんわけだけど、紅葉もぼちぼちだし、今年は新しいカメラを使ってみるという目的もあるわけで、おっとり刀で駆けつけた。
大願寺に到着したのは12:30頃。開始は13:00で変わらないんだが、昨年までこれくらいの時間になると儀式が行われる結界の周りにはぎっしりと人が並んでいるのが、今年は全く人がいない。日程や時間を間違えたか?などと多少心配になり周りをキョロキョロしてみると、今年からは休憩所的な場所が設けられており、儀式参加者の方々はそちらで待たれている様子。オレみたいな一般人は、人が集まってないのでビビって誰もいなかったというのが真相らしい。事実、12:50頃になると続々と人が集まってきますたよ。
▼法螺貝を鳴らしながら行者さんが登場
火が燃え上がり、その中で太鼓を打ち鳴らしながら般若心経が唱えられると、ある種のグルーブ感が盛り上がってくる。最近のワカモンがクラブで重低音に身を任せるのと同じ効果か?なんてね。
毎年姿を拝見する、どこか寺のすごく偉い人。見た目迫力があり、装束と相まってどう見ても天狗の親方にしか見えない。多分「如意ヶ嶽薬師坊」とかなんとかいう立派な名前を持っていらっしゃるに違いない。
▼会場全体に睨みを利かせる。
▼こちらが大願寺のご住職。大天狗と違い、優しい顔をされている。
いよいよ行者さんの火渡りです。
火渡りを始める前に、切り込み隊長的な行者さんがやたらと気合を入れて印を結んだりしてお清めをするわけで、実際に渡り始めるタイミングが掴みづらかったりするんだが、長年行事を見てきたオレサマとしては、切り込み隊長が刀を持って気合を入れ始めると始まることをちゃぁんとわかっているので、取り損じることも、印を結んでいるとこを延々取り続けることもない。で今回はカメラが連射番長に変わったので、次々渡る行者さんを追っかけながらの連写もラクチン。
行者さんのあと、ご住職が渡られたあとに御幣をもった一般の方々が火を渡る。
▼人々に広く開かれている。個人の信教は関係なし。素晴らしいね。
火渡りの儀式が終わったら、紅葉の名所「紅葉谷公園」に寄ってみました。
▼定点観測の雑貨ひぐらし
当日宮島の普段は人気がない建物では、シャネルのイベントが行われて、ものすごく混んでた。
オレの私生活にシャネルが直接関わってきたことは、これまでないからあまり関心がない。
去年の様子。今年も輻射熱はすごく、逃げ出す人たちもいた。オレといえば根性決めて表面上は涼しい顔をしてたけど、やっぱり熱かった。でも、これまでと比べるとそれほどではなかった気もする。
こっちはおととし。
前に撮った写真と比べて、今年のはイマイチな気がする。もっとも前のが素晴らしいわけではないけれど、全く進歩が見えないのは少し悲しい。