極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

FISE HIROSHIMA 2019 ですよ、って言うけどFISEとはなんだ?

「FISE」とはフランス語で「Festival International du Sport Extreme」の略だそうです。

去年も広島で開かれたFISEが今年も4/19-21の三日間、旧広島市民球場跡地で開催されるってことで行ってみました。普段テレビでしか観たことがなくおっさんにとっては馴染みの薄いエクストリームスポーツ(BMXとかスケートボードとかなんとか)の競技大会で、BMXなどはオリンピック競技にも採用されたらしく、そのトップ選手が出場するってことで盛んに宣伝してました。

www.fisehiroshima.jp

しかしそんなワカモン目白押しなイベントに行ってみようと思った動機として、まずは「動きのある被写体を写真に撮る」ことですね。去年手に入れたソニーA77IIの実力がどの程度か(っていうか、己の腕がどの程度か)を確認したかったことと、あともう一つ、某Nグループで開発した世界一を自称する(実際精度は高いらしい)顔認証システムが入場チェックに使われていると聞いたので、情報としては知っているだけの顔認証システムがどの程度ホンモノかを見極めたい、と思ったからなのですね。

入場自体はアプリの事前登録しとけば無料。なので入場口前にはアプリをダウンロードして情報登録をしている、まるでポケモンGOのレアキャラ入手目的で屯しているみたいなひとがたくさんおりました。一方オレサマは事前に顔登録をしているもんで荷物チェック後には専用レーンからアルバイト風のお兄さんの指示に沿って入り口テントに設置されたごく普通の特にこれといった特徴の無いタブレットのフロントカメラに顔を写し、係のヒトがボタンを押すだけでわずか1,2秒で認証が終わり。「ホンマに認証しとるんかいな」と疑いたくなるレベルの実にあっさりとパス。まあももクロの入場チェックにも使われて評価されたシステムだから大丈夫なんだろう(たぶん)

 で、一歩会場に一歩足を踏み入れると、いかにもそれっぽいワカモンがいっぱい。地方では珍しい世界レベルのオサレ大会が行われるとあって、地元のファションリーダーを自認する人々や、BMXやスケボー、ローラーブレードなどが好きなキッズが目白押しな会場でした。そんななか、おっさんは寂しいなぁ、と思ってたら、オレ以上の年齢のじーさんがカメラを抱えて歩き回ってたりと、オレと同じ目的の「競技自体はそれほど興味はないけれど、とりあえず動きものの写真を撮りたい」オールドマンの姿もたくさん見かけたので、リトル・オールドマンのオレとしては少し安心したのです。

現場到着したらやってた「UCI BMXフリースタイルパークワールドカップ 女子決勝」

優勝賞金は1500ユーロ(約19万円くらい)、二位が900ユーロで三位が700ユーロ。そんなもんなんかな。

アメリカのパワフルな二人と違い、二位になったフランスからやって来た彼女はそこらへんにいそうな普通の女の子に見えました。

BMXフリースタイルパークのジュニアやアマチュアでも空中でクルクル回ったり、垂直の壁を登ったりと派手なアクションだよなー、と思ってたけど、ランクが上がるたびにもっとスゴイ技が繰り出されるのを生で観て、単純に驚いた。

どうしてもシロウトがわかりやすい派手な場面を追っかけて撮ってしまうんだが、A77IIがきちんと被写体を追っかけてピントを合わせてくれるのがわかったのが大きな収穫の一つ。

決勝が終わったあとの練習風景しか観られなかったのが少し残念なボルタリング。こちらもオリンピック代表を狙う選手が登場したらしい。

足をつかずに自転車を使ってクルクルと回りながら様々な技を繰り出す BMXフラットのUCI ワールドカップ決勝。こちらも有名選手が登場らしいが全くわからん。

この二人も何やらずっと喋ってたりしてたのが会場の大型スクリーンに映し出されてた。インターネット中継をしていたAbemaTVでも流れてたのかな。

会場の一角に人だかりがしているのを発見して、誰か芸能人でもやってきているのかなと近づいてみると、FISEのキャップをかぶった森喜朗元総理大臣がいた。森氏がなんやらインタビューされてるっぽく話をしており、それを地元高校の新聞部らしき学生がメモに必死で何かを書き付けてた。森氏が去ったあとにその学生らが引率の先生と話をしているのが聞こえてきたけど、名刺を渡そうとしたらやんわり断られたっぽい。周りを怪しげな(?)大人とSPに囲まれたなかでよく頑張ったね。

正直なんだかよくわからん部分もあったんだが、ワカモンが繰り広げるすごい技を眺めているだけでも面白かった。競技的には一番ハデなBMXフリースタイルが一番気に入ったわけで、ジュニアやアマチュアが繰り出す技でもスゴイと思ったのに、それ以上のハデハデな技が目白押しのオリンピック代表候補が登場したワールドカップ決勝を見逃したのは残念だった。また来年開催されるならば、ぜひ観てみたい(で、写真を撮ってみたい)