夜、暗い部屋でみる雛人形は怖いから気をつけろ
いよいよ大団円を迎える事となる「深夜特急 の・ようなもの」なのだが、またまた休みでござる。今回のは季節ネタなので、このタイミングしか出せないのですね。
雛人形がコワイ時がある
ひな祭りといえば雛人形なんだが、夜に電気を消したあと飾られている人形をふと見ると、なんだか動き出しそうな感じがする時がある。
flic.kr コワヒ
flic.kr ふるい時代に作られた雛人形も、歴史を背負っている分だけなんだかコワさが2倍 (宮島 雛めぐり)
flic.kr コイツも旧い(宮島 雛めぐり)
旧い時代の雛人形はお内裏さまが向かって右でお雛様が左なんだが、最近はその逆になっている。それって昭和天皇ご成婚のとき、そういった並びだったことから以降はそれに習ったという噂を聞いたことがあるのですね。
ぬいぐるみとかならば、それほど思わないんだが、いかにも人間っぽい、それに白塗りで基本無表情な人形が、ほのかな明かりの下で顔に絶妙な陰影などがかかっていると、あたかもこちらに何か語りかけてくるような気がするのは決してオレだけではあるまい。
首を傾けて「けけけけけけけ」などという声を発しながら、こちらに迫ってきたりする場面を想像するだけで腰抜かす。「なになに、うそうそ」などと呟きつつ腰抜かす。ホラー映画に出てくるヘタレなワカモンみたい。彼らを決して笑えない。
flic.kr 「コノウラミハラサデオクベキカ」 コワヒコワヒ まっ、写真の撮り方だけどな。
西洋人形も怖く感じる時もあるが、日本人としては日本人形のほうがコワイ。家人は「人形の顔を見ると、生きていると感じるものとそうじゃないものがある」などとつぶやいたりするし、まったく困ったもんだ。
flic.kr 周りが明るいと特に怖くないのですね。オトナだし。
flic.kr これはちょっと時代が下がってるんだろうな。お内裏さまが左パターン(宮島 雛めぐり)
flic.kr こんなお雛様もあった。こういのがカワイイていいね。(宮島 雛めぐり)
flic.kr これは作りが古っぽいんだが、お内裏様が左パターン。
flic.kr 錦帯橋の近くで見かけた門の前に飾られた雛人形。他の家にもいくつも飾られていた。
ひな祭りが終われば、早々に片付けなけりゃならん。これまた手間がかかって面倒くさいと思ったりもするんだが、まあ縁起もんっていうかそれも仕方がないのよね。
っていううちに、次は端午の節句だぜ。カブト出さなきゃな。
端午の節句が待っている
ひな祭りが終われば端午の節句なんだが、これまたメンドクサイから雛人形が飾ってあった段々の緋毛氈を取っ払ってその上に飾るんだが、そうなると2ヶ月以上飾り続けることとなるので、もうしばらく部屋が狭いままの生活が続く。
オレとしては兜飾り飾るのと同時に(っていうか、どちらかと言えば)、ベランダに鯉のぼりをハタメカセたいんだが、家人が反対するので毎年諦めておりまする。
flic.kr 近所でやっと見つけた鯉のぼり
むかしはそこここで鯉のぼりがハタメイているのを見かけたり、いなかに行けば広い庭に高い竹竿を立て、そこに両手でガッシリと鯉を掴み一緒に滝を登る金太郎などの絵柄が鮮やかに染め抜かれた幟がたってたり、「お前はビックダディか」と言いたくなるくらい、吹き流しを先頭にして多くの家族を引き連れ大いばりでハタメく鯉のぼり軍団を見かけたりしたが、最近はそういったものをあまり見かけない。何かのイベントで大量に泳いでるところはあるんだが、それ以外では見かけなくなった。これも少子化の影響か。寂しいことであるな。