願はくば花の下にて春死なむ其の如月の望月のころ
縮景園夜桜特別開園
ここ数年 毎年行っている縮景園夜桜特別開園へ今年も行ってきました。
入場料は普段と変わらず260円(税込)とオトク。開園時間は21:00まで(入園は20:30まで)岡山の後楽園や金沢の兼六園などと比べると規模はちょっと小さめなんだが、元は広島を治めていた浅野の殿様のものだしで日本庭園的美しさは言うまでもない。昼間行ってもなかなか良い所なんだが、夜行くとこれがまた趣があったりするのですね。
広島駅から歩いても行けるけど、路面電車にのって八丁堀乗り換えで縮景園前下車です。隣が広島県立美術館。昼間行かれるならば、美術館とセットで割引もあったはず。まったりとした時間が過ごせますよ。
広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum
4月1日からは特別展「徳川家康没後400年記念 天下太平 徳川名宝展」が開催されます。同時に開催中の所蔵品展では、何故か大きなダリの絵を見ることもできますよ。
秋には紅葉狩り、で春には夜桜です。
▼これは去年の秋のもみじまつりの時のものです。
▼昨年の夜桜開園の様子
花見は静かにすべし
花見といえば、早くから場所取りしたりブルーシートを敷き詰めたりして新入社員が困ったりみんな迷惑したりするし、やれ宴会だといえば酒飲みまくって放歌高吟と日本人のお下劣さを天下に知らしめたりする恥ずかしい行事の一つになってしまったと思うんだが、今夜のようにみなさんがそれぞれでゆっくりと話しをしたり、お弁当を食べたりしている姿はなかなかいいもんですね。毎年上野恩賜公園の花見に関するニュースなどを見て思うけど、あのどんちゃん騒ぎはやめて欲しい。ゆっくりまったりと静かに酒を嗜みながら、語り合ったりするのがよい感じだと思います。
そんな人たちを横目に、おっさんは暗い道を躓かないように歩きまわって写真を撮ったわけですね。日本庭園なので当然散策路途中には池にかかる橋なども何箇所かあり、その周りは危なくないように足元を照らすようにライトが設置されて入るものの、薄暗いなかで渡る細い橋の上では、なんだか体が暗い水面の池に吸い込まれるような感覚もあっていい歳こいて少し怖かったことを正直に告白します。
▼隣にある県立美術館に接した広場に咲く桜と、そこに設置された茶店「俄ふぇ」紅葉狩りの時にもありました。常設なのか季節限定なのかは未確認。
春が来ましたねぇ。