2017 酉年 初詣
初詣に行く
正月といえば初詣で、近所の神社へお参りにも行くんだが、少し遠出してみたりもする。
▼初日の出
▼地元の天満宮へ初詣。本殿に上がる石段には普段にはない長蛇の列
▼1月2日には小雨模様のなか下関の赤間神宮へ
下関ではペンギンがイチオシの「海響館」へ行った。
天井からぶら下がったクジラの向こう、ガラス越しに関門海峡と関門大橋が見える。
▼むかしは捕鯨が盛んだった下関だけあって、シロナガスクジラの全身骨格の標本が展示されている。写真を撮ろうとしたらあまりに大きすぎて全部が写らない。
下関には水族館ではさなかにグッと寄らねばならないだろうし、館内はうす暗いから少しでも明るいレンズで30mm f/2.8のレンズ一本で勝負したんだが、海響館にせよ赤間神宮にせよ、その後に関門海峡を渡って行った門司港駅周辺にせよ、もう少し広角レンズのほうが良かったと反省。
▼アインシュタイン博士が来日の際に宿泊されたらしい旧門司三井倶楽部の建物内には、ア博士(館内の説明文には、アインシュタイン博士のことを”ア博士”と書かれていた)の直筆のサインが飾られていた。
▼ア博士が使われたムダに広い浴室。ポツンとおかれたバスタブと、部屋の隅っこにある便器。ふつうこの部屋だけで生活出来るレベル。
▼バブル世代には懐かしい「わたせせいぞう」の美術館的なものもあった。
おなじみ厳島神社
▼正月だから回廊にはずらりと奉納された提灯が並んでいる。よく見ると「夏目漱石参拝百二十年記念」などというのもあった。
厳島神社の回廊を出るとそこは大願寺。境内では毎年恒例の猿回し。写真を撮るにも金払えと書いてあるけど、サッと撮ってサッとサル。
一通り初詣の参拝をした後に、いつもは前を通り過ぎるオサレカフェに立ち寄り珈琲などをいただく。
目の前の山本寅吉商店前では、甘栗と焼き芋を販売中。眺めていると、甘栗がかなり売れている様子だったのに驚いた。あんなに売れるとは知らなんだ。
▼大晦日に大松明を立てているところ(藤い屋前)
宮島水族館のマスコット、ペンギンのアルくんも待ってるぞ。
暗い場所で撮ってブレたりノイズだらけになった写真でも、モノクロにすればなんだかちょっとカッコよかったりするぞ
あけましておめでとうございます
去年の元旦に「去年(2015年)は約1万9千枚だったけど、今年(2016年)は何枚撮れるかな?」なんて書いてたんだが、結局2016年は約2万枚と微増。まあアメフトの写真をとってれば、毎年だいたい2万枚前後というのがオレのアベレージっぽいな。
鎮火祭も大人しくなってしまってちょっとサビシイ
いろんな行事が危険だとかなんだとか色んな理由で荒っぽさが薄れてくるのは残念なことである。荒っぽい事を期待して、それを覚悟で現場にいるならば、多少の被害も甘んじて受けるべきで、それに対してクレームを入れるようなヤツラはハナから参加しない方が良い。
正月早々そんな不満を書いたのは、毎年大晦日に行われる厳島神社の鎮火祭が今年から大人しくリファインされて開催されたからなのですね。
昨年までは大松明が通る道は規制されていたけれどその両側で観客はもっと身近に神事を見られたし、火がついた大松明が大石鳥居まで一往復したあとにはみんなロープを越えて自分が持つ小さな松明に大松明の火を移そうと群がってたり、多少酒が入った勢いの良い若い衆が担いだ松明を振り回して火の粉が盛大に飛び散ったりするさまが迫力があったんだが、今年からはそれが全面禁止のおとなしめな行事になったわけです。
まあ昨今のクレーム主義的な世間の反応からすれば(見学規制の説明文には「一昨年の行事で洋服に火の粉が飛びやけどをしそうになった云々」とあったけど、なら去年から規制せいよ、と思ったりしたんだけどね)、自衛のためにそうせざるをえない主催者側の事情もあるんだろうが、残念なことである。
まあそんなこんなで多少不満を持ちながらも今年も現場へ行って写真を撮ったんだが、昨年はモニターで当選したソニーのα7とツァイスレンズという高級コンビで多少暗かろうがf/1.8+ISO12800の勢いでなんとかそれっぽい写真が撮れた。が、しかし今年は手持ちの初心者用機材しかなく、なかなか大変でしたね。ピントが合わない、シャッター速度が稼げないなど苦労の連続でありました。
うちに帰って考えた
とりあえず700枚近く撮って帰ってから見直してみると、真っ黒だったりブレブレだったりピントがあってなかったりで、200枚くらいは捨てた。残ったやつも、なんだかあらぽい写真ばかりでどうもいまひとつな気がして少しガッカリしたんだが、フト思いついて「いっそ白黒にしてしまえ」とばかりに、現像するときに白黒にしてみたらあら不思議、ブレブレザラザラな写真もなんだかそれっぽく見ててイイカンジ。
「良いマジック(ごまかしテクニック)を見つけたぞ」、というわけで、今回は白黒写真がメインですぜ。
コントラストを強くして、ノイズはそのまま、Lightroomでいう明瞭度をあげたり、ハイライトを下げたりすれば「どうだそれっぽいだろ」というわけですね。
白黒ばかりじゃ色気がないので、カラーも少し。
最後に、2017年元旦の初日の出を。
今年は(も)良い年でありますように。
今年撮ったイイカンジの写真(とりあえず、目についたやつを)
今年も押し迫ってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか
今年もあと一日となりまして、Google Photoにアップしております今年一年間で撮った写真を見直してみて、ちょっとヨサゲなやつをピックアップ。とはいっても吟味したわけじゃなくて、目についたのを並べてみました。
はじめは一ヶ月間で一枚だけ選ぼうかと思ったんだが、めんどくさくてヤメた。なので月ごとの枚数もバラバラ。まあそんなもん。
まずは1月
▼サンフレッチェ広島が毎年初詣で参拝する清神社に初詣。近くには毛利元就の墓所がある。
▼原爆資料館の外国人観光客が着ていた、意味不明な日本語がラレツされているパーカー。
▼全国都道府県対抗男子駅伝の中継所には雪が舞っていた
ここから2月
▼大聖院の豆まき
▼三原の神明市で見かけた「やっさだるまん」
▼奈良へ行った時、正倉院外観が特別公開中だった。ラッキー
▼東大寺大仏殿。デカすぎて仏像というよりもふつうに建造物
つづいて3月
▼鞆の浦で見つけた宮﨑駿御大の直筆サイン
▼ウサギ島へ渡るフェリーにて
▼縮景園の夜桜見物
▼リニューアルされた猿猴橋
4月になれば彼女は
▼厳島神社 桜花祭の能
それから5月
▼トライアスロン国際大会 女子ゴール
▼ランの後半、それまで快調に走っていた選手が足を痛めた
そして6月
▼とうかさんの警備
7月ですよ
▼はつかいち縦断パワートライアスロン 子どもは虫が気になる
8月は暑い
▼厳島神社の玉取祭 まずは本殿に参拝する
▼松江 小泉八雲が愛したきつねたち
▼出雲大社の大注連縄
9月はどうだ
▼萩市内のオサレカフェ
▼カープ25年ぶり優勝記念の提灯行列
10月は神無月
▼宮島 大願寺の火渡りの儀式。女性も足の裏を黒くしてずんずん渡る
11月は砂の王国
▼鳥取砂丘は良い天気
あたたかい12月
▼天長祭の舞楽「陵王」
▼ひろしまドリミネーションの帰り。オッサンのシルエットがいい感じ
こう見るといろんな写真を撮っていて、それぞれその時の事を思い出したりするんだが、なかなか腕が上がらんわけですね。前半戦ではソニーのモニターで当選したα7とツァイスレンズを使ってたので、なんだかウマくなったような勘違いをしてましたけど。
そんなわけで現像用に使っているLightroomを見てみると、今年は今日までで19,272枚の写真を撮ってた。iPhoneで撮ったやつや、あまりに意味不明な映像で削除したやつも沢山あるから、実際にはもっとあるはずで、20,000枚以上は撮っているんじゃないかな。半分くらいはアメフト関連の写真だと思うんだが、チーム関係者や選手のご父兄の方々から感謝の言葉をもらったりして良い気分になったりもしましたね。
来年も自己満足にとどまらず、どこかの誰かに喜んでもらえるような写真が撮れればウレシイわい、と思っております。
前の方に座っているジーさんは後ろの人が迷惑するから矢鱈と立ち上がらないように(厳島神社天長祭 舞楽奉奏)
今年はいい天気
昨年につづいて今年も行ってみました、厳島神社天長祭 舞楽奉奏。
昨年はちょっと早く行き過ぎてやたらと待つハメになったので、今年はおっとり刀が出かけつけた。昨年は小雨模様だったためかほとんど人がいなかったんだが、今年は天気もよく暖かかったためか菊花祭と同じくらいの人出で多少出遅れ感もあったんだが、なんとかオッサンの隙間を見つけてじっと待つこと約一時間。
いよいよ雅楽が奏でられ舞が始まると周りのおっさんたちが一斉にカメラを構えて写真を撮りまくる。オレもそれに混じって撮りまくる。右側のオッサンははじめiPhoneで動画を撮ってたんだが(iPhoneを構えている左肘がジャマでしょうがない)、それが終わるとおもむろにカメラを取り出し、それにはニコン大三元のニッコール70-200mmが燦然と輝いていた。(この距離でそれはちょっと大きすぎるんじゃないか、とおもいつつ)一方の左隣はと見ると、脚立の上に上がったにーちゃんが白レンズで軽快な連射音を響かしておる。(こちらは24ー70mm位のを付けたヤツの二台持ち)
まあそんなことなどは気にせずにオレはオレの道を行くぜ、「がんばれ、”タムロン28-75mm F2.8”ちゃんよ)と思っているオレのとなりでは派手なシャッター音を響かせてスマホで写真を撮ってるおばちゃんがいる。まあ人それぞれであるわけだ。
途中、陽が差したり曇ったり、ジーさんが立ったり座ったり、前の人の腕やジャンパーがジャマだったりと、写真を撮るのもなかなかに難しい。
▼「コレがメインイベントですな」などとオッサン同士の会話が聞こえてきた「陵王」
▼大聖院からの帰り道で見つけた人形舞楽が始まって演者が高舞台に上がると前の方のジーさんがいきなり立ち上がって写真を撮り始めた。「迷惑だよな」と思ってたら、他のジーさんも当然そう思ったらしく、とあるジーさんが(そこらじゅうジーさんだらけ)「そこの人、立たないで」と注意したんだが一向に聞いている様子がなし。ずっと立ちっぱなしではないんだが、いいところで立ち上がる迷惑ジーさん。で、注意したジーさんがもう少しでキレそうになるなど一触即発な事態に陥りそうではあったものの、なんとか穏便に終わった今回なんだが、あの迷惑ジーさんってオレが同じく厳島神社で行われた能舞台を観に行ったときに、同じように前の方に座ってて演目が始まるといきなり立ち上がったもんで「メーワクだから座ってくれ」と文句を言ったジーさんと同じっぽい気がする。どこにでもいる迷惑なジーさんなんだが、あれから一向に反省した気配がない。誠に残念なことであるな。
そろそろ2016年を振り返ったりして
2016年のイイカンジな写真
ブログを再開して一年くらい経ったから何か書こうと思いつつも、急に冬になって雪が降ったりするしで、外に出て写真などをあまり撮っておらんわけで、なかなか更新できんのですよ。
なのでとりあえず師走ということで、今年撮った写真で良さ気なものを並べてみる。
▼三原市の神明市で見かけた人たち。カメラを構えてたら「町会長、ほらほら」などといいつつニッコリ笑う二人のいい笑顔。
▼京都の伏見稲荷でラブラブ
▼おなじく京都の花見小路通りでラブラブ
▼またまた京都の建仁寺で外国人観光客もラブラブラブ
▼宮島ではローカルヒーローのミヤジマンとおばちゃんが熱烈握手。おばちゃん、ウレしそう
▼宮島は紅葉谷公園への道でラブラブ
▼お祭りのイベントでビキニのおねーさんが踊りだす
▼村上水軍博物館にいたバリイさんもラブラブ
▼「きゃーん、もっとカワイくとってよぉーん」とかなんとか言ってるっぽい
▼真冬のイルミネーションでラブラブ
▼鳥取城跡でラブラブ
▼厳島神社で結婚式。おめでとう、おめでとう
こう見ると、カップルを被写体にしがちな感じだな。まあそれは悲しそうな人を撮るよりも幸せそうな方が見ている方もなんだか楽しくなってきたりして良いわけでなんだが、見ているうちに写真と一緒に「仲良きことは美しき哉」とキュウリとかナスとか並べたくなるぞ。
やっぱりね、夜景とか暗い場所で写真を撮るのは難しいわけですよ
毎年この季節の定番ですが、ひろしまドリミネーション2016
巷ではハロウィーン気分はとっくの昔に過ぎ去って、街のそこここではいろんなものがピカピカキラキラしております。
何年前からだかよく知らんわけだが、神戸のルミナリエっぽいのをやろうとしてだと思うんだが、11月から翌年の1月頃にかけて広島でも平和大通りの緑地帯に沢山のイルミネーションが飾られる。
なので、天気の良い日を見計らって、ちょっくら見物に行ってみた。
家族で訪れた子どもたちが走り回ってたり(暗いから転ぶなよ)、カップルがそぞろ歩いてたりと賑わっておりました。行った日はそれほど寒くはなかったけど、これからの季節、暖かくしてかないと風邪引くぞ。
▼カープ優勝記念の前には沢山の人だかり
これからあとの写真は、平和大通りから駅までブラブラ歩いて帰る途中で目についたもんを撮ったやつ。
▼ちょっとオサレなベーカリーショップ「リトルマーメイド」の総本山である「アンデルセン」は、現在借り店舗で営業中。
夜景を撮るのは難しい。手持ちの手ブレはカメラが持つ機能でなんとかなるんだが、ただ単にとってもなんだかショボい画にしかならんかったりするし。Lighteroomなどで明るくしたり暗くしたりボカしたりなんだかんだでそれっぽくなるんだが、Google Photosの「都会」というフィルターを使うのが一番かっこよかったりするので困ったもんですわ。
砂の王国 潜入記
約二十年近くぶりに砂の王国王都へ足を踏み入れたわけで
二十年近く前に仕事でちょくちょく訪問していた鳥取市なんだが、本当に久しぶりにまたまた(訪問目的が前とは全然違うけど)仕事で訪れる事となったわけです。
金曜日の夕方まで打ち合わせがあったので、当日はそのまま泊まることにして、翌日土曜日はせっかくだからと鳥取観光と洒落込んでみましたよ。
駅前、ふつうのビルの一階角にあるのが全国的に話題になった「すなば珈琲」。
▼左の女性二人組は店の看板前で他の観光客っぽいカップルとお互いに記念写真を撮ってたぞ。
いよいよ砂の王国へ潜入
▼馬の背から望む日本海の大パノラマ。広すぎてよくわからんね。
▼雪を頂く伯耆富士こと大山を望む
▼当然、ラクダがいる。
勝手にラクダの写真を撮ると、係の人に金を請求されるとかされないとかいろんなウワサが聞こえてきて、風景を撮影するふりしてビビりながら写真を撮る。たまたまラクダが写り込んでただけ。
砂丘から展望台まではリフトがあって、十数年前にスキーをやって以来、久しぶりにリフトに乗った。板をはかずに乗るのはちょっと変な感じ。板をはいていれば乗る時降りる時に滑っていれば良いわけで乗りやすいんだが、靴だと自分で歩かねばならずちょっとオタオタしたりした。
上りのリフトの途中に突然カメラマンがいて、乗ってる人の写真を撮り、終点の出口で撮った写真を売りつけている。テーマパークのライドアトラクションじゃァないんだから、そんな写真を買う人もいるのかと思ってたら年配の観光客はそこそこ喜んで買っていた。オレはスマホをいじっているフリしてカメラは無視し写真売り場は前の人が掴まっているスキに早足で通り過ぎてやったぜ。
展望台というものの前方には木が沢山生えてて砂丘自体はよく見えない。が、青空のもとにひろがる日本海はとてもキレイだった。
砂丘から鳥取市街地まで戻ろうとバス停で待ってたら、またまた外国人吸引力を発揮してしまい(まあ周りに誰もいなかったってこともあるんだが)、若い外国人カップルがスッと近寄ってきて「鳥取駅へ行くにはこのバス停でいいのか?」と聞いていた。「次は10:12だぜ」と答えたら時刻表の写真を撮って何処かへ歩いていったから、これから砂丘見物をして帰りの時刻が気になってたんだろうな。
今回は正しい英語でかんたんな内容を聞かれただけだったから、特に困ること無くよかったわ。
続いては「仁風閣」
明治大正期の本格的な洋館づくりの建物で、国の重要文化財指定。島根城跡に建てられており趣がある外観と、豪華な内装は見る価値あり。入場料150円だし。中は土足厳禁で、もこもこスリッパに履き替えねばなりません。
「仁風閣」という名前は、大正天皇ご行幸の際に随行した東郷平八郎海軍大将(当時)が命名されたらしい。二階ロビーにかけられた額は東郷平八郎海軍大将の自筆。
この建物は、映画「るろうに剣心」のロケでも使われたらしい。館内には撮影時の写真も展示されていた。
仁風閣の周りでは、何人もの振り袖を着たお嬢さんが写真を撮ってた。男性とカップルじゃないので結婚写真の前撮りでもなさそうだし、着物写真のモデルさんかと思ったけど、それぞれがバラバラに撮っている感じ。多分、成人式の前撮りとかじゃないのかな、と勝手に思ったりしたんだが、真相はいかに。
仁風閣は鳥取城址内に建てられていて、城自体は天守などの建物はすでに失われてはいるものの、その立派な石垣が残っていて、それを見るだけでも良かったですね。
鳥取は全国で一番人口が少ない県ですが、歴史があり自然がありの見どころありですね。