11月の訪問 7日ぶり3回め
紅葉の季節だし、行っとけ行っとけ
11月に入って、紅葉の季節だしなどと言いつつ、宮島訪問は3回めです。
季節がら人が多い。外国人観光客も多い。人が少ない時を知ってるから、「お前らどこから来たん?」という気持ちにはなるけれど、まあ観光地が繁盛しているってことは地元の人間としては良いことです。
宮島へ渡るフェリーで見かけたアベック(いやちがう、カップル)。ふたりとも着物姿で気合入りまくり。兄ちゃんの方がデカめのカメラを持ってたから、紅葉をバックにモデル撮影と洒落こもうという魂胆か?とか勝手に想像。それにしても兄ちゃんの着物が女物の柄っぽくて洒落ているというか、なんというか。
フェリー桟橋降りてすぐ目の前には猫カフェとフクロウカフェがあったけど、そこの新手稼業として最近できた「厳島豆柴カフェ」は繁盛してるっぽかった。
この日は天気が良かった。ので、定番的な写真だがなんだか絵葉書っぽくなった。まあ現像するときに色もそれっぽくしてみたわけなんだがね。
こう見るとかなり特撮っぽいっていうか、ミニチュア感があるな。特に気にして撮ったり、特殊な設定で撮ったわけじゃないんだけど。円谷英二的な、樋口真嗣的な映像になってしまった、結果的に。
五重塔撮影の定番の場所だけど、メインからは少し外れるので、観光客の人はあまり来ない場所。でかいカメラ担いでいる人や、たまたま通りかかった人、この少し上にあるレストラン目的の人が通るくらい。秋はこの位置がよいし、春は桜の木があるもう少ししたが良いです。
季節が違うけど、別の日に撮った写真の上側に写っている葉っぱが落ちた枝が桜で、春になるとここらあたりにカメラ爺が集合してます。
今回の目的は紅葉っていうよりも、こっち。「厳島神社宝物名品展」看板が地味。これだけじゃなんのことかわからんだろうし。みんな弥山(みせん)に登ることばかり考えて、「ロープウェイ待ち時間70分?!」なんてことばかり気にしているから、こんな看板には誰も気が付かない。それすら去年まではなかったし。そういう意味では格段の進歩です。
普段は一般人は入れない、厳島神社に伝わる宝物を保管している倉庫的な蔵的な場所で公開されている。入り口にポスターが地味に貼ってあるだけで、アピールの仕方がおとなしすぎて見んな通り過ぎて行ってた。時々立ち止まる人もいたけれど、ポスターだけ見てもあまり興味を示さない。こういったところが商売っ気が少ない厳島神社的といえば「的」である。
この宝物名品展の毎回の目玉は毎年違う絵巻が公開される「平家納経」の展示で、それ以外にも平安時代から厳島神社に伝わる数々の国宝の展示もされます。
今年展示された平家納経は「薬王品」と「神力品」です。
その他にも平親宗が直筆の金泥で書かれたお経の巻物も展示されていた。これが字が上手すぎ。昔の人は活字のような文字を筆で書く。自分自身との教養の差が痛感されるね。
その国宝「平家納経」といえば、厳島神社回廊を出て目の前にある宝物館でも年中展示されているんだが、あちらはレプリカなのですね。でもこっちは本物の国宝。展示場の広さ(20畳くらい?)や展示数(十数点)に比べて入場料がちょっと高い(大人1000円)じゃないかとも感じるけれど、本物(展示物中の2/3くらいが国宝で、それ以外は重文。レプリカはない)が目白押しなので見る価値は十分ありますよ。千年近く前の人が書いた直筆文字(去年は平清盛直筆の平家納経が展示されてた)を見る機会なんて少ないし、その文字(お経ですね)自体も非常に素晴らしいしで、もし展示期間中(毎年11月中旬から12月初旬)に宮島を訪れる機会があるならば、ぜひともゆくべきですよ。(館内は撮影禁止なので写真はなしです。)
入り口で靴を脱いで(ココらへんも普段からの公開ではない感満載。入場料を払うと貰える展示物の説明が印刷されたパンフレット(画用紙っぽい紙に文字だけが印刷されたもの)を見れば、展示物の見るべきポイントがわかります。それとおまけにA5サイズくらいのクリアファイル(展示物に合わせて毎年柄が違う)ももらえます。
厳島神社宝物名品展のポスター映像を探したけど見つからなかった。で、観光協会のHPに掲載されていた情報はこれだけ、いかにも地味。地味すぎる。でも展示物は国宝、重文ばかりで凄すぎる。
展示を見終わっていちおう押さえで紅葉谷公園へ。
紅葉も終わりかけかなと思ってたけど、まだまだ赤い天井が見られました。
赤い絨毯もあり
明治の文人かエライ政治家の先生などが密談をしてそうな紅葉谷公園奥にひっそりと存在する建物。
久々に見た雑貨ひぐらしの立て看板(新型)
頑張れカープ。来シーズンは日本一だ。