極私的視点(再)

思いついた時に、思いつきの文章とそれっぽい写真を大公開です。

三連休だけど寒いから家で映画ばかり見てた

 今回は写真の話題はほとんどありません。

Amazon プライム会員なので、映画が(ある程度)見放題なので、気になった映画がプライム会員特典になっているのを見つけると暇を見つけてみたりする。

で、この三連休は4本の映画を見たのですね。

「お前はこんな映画もこれまで見たことなかったんか?」などと言われるだろうけれど、まあ見てないもんな見てないので、これを機会にひとしきり。

ネタバレ全開なので、見てない人は読まないこと。

 

一本目「エスター」

エスター (吹替版)

エスター (吹替版)

 

 前から気になっていたんだけど、もうすぐ見放題が終わるらしいので、あわててみた。

非常に嫌な味わいの映画で、特にエスターが「私はママのことを大事に思っている」アピールをパパにしつつ、ママが大事にしていたバラの花をすべて切り取り花束にするシーンは、もう心底エスターが嫌いになりました。(バラの花は、主人公の主婦が死産した子供のことを思い、自分の庭に遺灰を撒いた場所で大切に育てていたもの。「このバラをあの子だと思っている」的なセリフもあった)

「お前わかってやっているだろう?!」ってわかってやっているんだけど、あんないやらしいことをやってのけることで、エスターの人としての愛情を感じない底意地の悪さというか狂気というか精神異常性がはっきり示されていたと思いますね。

で、そんな極悪非道なことを繰り返すエスターは、実は体の異常により少女のまま発達が止まってしまった女性で、かつこれまで7人殺してきた精神異常の殺人鬼という事が判明。彼女の行動原理はよくわからない部分もあるんだが、どうも主人公の女性の夫を寝取ろうとしたらしいが、そこら辺が今ひとつ腑に落ちない感じでした。

もう一つ気になったのは、彼女は東ヨーロッパの精神病院に収監されていたものの、脱走して行方不明になり、アメリカに渡ったという設定なんだが、どうやって偽の身分を得たのか、具体的に言えばパスポート他の書類をどうやって準備したのかがよくわからんのですね。見た目は少女なので、そっちがスキな関係者をいろいろと誘惑したのかもしれんけれど。歯科医に行くのを頑なに拒んでいた理由も、年相応の歯がバレるからという理由は納得するも、それを隠す入れ歯(差し歯?)をどうやって作ったのかもよくわからん。

オープニングは主人公女性が三番目の子供の死産した記憶が蘇る悪夢のシーンから始まるので、夢オチかと思ったら違っておりましたが、まあラストに向けての主人公女性とエスターの肉体的直接対決など、ホラー的なテイストでなかなか面白かったと思います。

 

二本め「シャッターアイランド

 「エスター」同様に、ラストで物語の謎が解ける、というか観客が思い描いていた映画の設定が根底から崩れるというのが面白いところ。序盤から「主人公(デカプリオ)は水が苦手」という伏線が張ってあったりして、映画を見ている途中では意識しないものの、ネタバレサイトを見たりすると「なーる」と納得する脚本でした。

シーン自体が幻想というかデカプリオの意識を具現化したモノもあって、それが最後に明かされるデカプリオの妄想シーンとマゼマゼで「騙された」というよりも、「それじゃわからんわ」というのが印象ですが、これまたネタバレサイトによれば「水」が出てくるシーンは現実で、「火」が出てくるシーンは妄想であるという区別を意識することで、そこらあたりは意図した描きわけだということがわかりますので、決して作る側がテキトーに観客を騙したり混乱させるために映画いていたわけじゃないのですね。

自身の記憶が信用できないというのは非常な恐怖で、この映画も「エスター」同様に「最後は夢オチ?」と思っていたものの、そうではなく謎を残しながらも一応きちんとした結末を迎えるわけですね。でももしかするとデカプリオ以外がみんなグルの嘘つきだったとも言えるのではないか、とネタバレサイトを読み終わっても少し疑っております。

 

 三本目は「メメント

メメント (字幕版)

メメント (字幕版)

 

こいつは前に見始めてたものの、時間軸が変な構成なのでめんどくさくなって投げ出していた。それを今回改めて見てみると、なかなか面白かったです。

ラストシーンから始まって、そこにつながる直前のシークエンスが描かれ、そのラストがその前で描かれたシーンの最初につながるの繰り返し。その構成は改めて流れで見ると「あのシーンのあれは、こういったことで起こったのか」という謎解きの面白さを感じましたね。でそれらのシーンの間にモノクロで主人公が電話で誰かと話すシーンが挿入されるんだが、途切れ途切れの会話で意味がはっきりわからない。そんな構成で映画は進んでゆく中、ラスト近くでモノクロがカラーに変わるシーンがある。これですべてのピースが揃って、なぜ主人公がこれまで描かれたような行動をとったのかの経緯がはっきりと分かる。経緯はわかるが動機はよくわからんかった。主人公はすでに妻を襲った犯人をすでに殺害しているんだが、そこでなぜ満足しなかったのか。記憶が10分しか持たないため、体中に忘れてはいけない内容を入れ墨として刻み込んでいるわけで、その内容は信じているのならば、「オレは犯人を殺した」と書いとけば良いじゃんと思うわけ。最後の最後、死んだ妻と一緒のシーンで、彼の胸に「I've done it」と入れ墨を入れているのが映るんだが、あれは「そうすればよかった」という彼の深層心理を表現しているのか。

まあ今ひとつよくわからん映画なんだが、物語のラストから順に時系列的に戻っていくという構成は「倒叙もの」といえば言えなくもないが、ちょっと不思議で奇妙な味わいのある内容で面白かったね。

で、ラストは「ファイトクラブ

 こいつも「シャッターアイランド」と同じく「二重人格もの」と言えるし、これまたネタバレサイトを見ると、そこらあたりを映像的にもうまく表現しているようです。

こいつもラストシーンから始まるんだが、「なぜビルを爆破?」という理由が映画を見ているだけではよくわからんかったですね。

で、映画自体はブラットピットのかっこよさよりも、彼を(実はそうじゃないんだが)慕って集まって、軍団化する人たちの行動の怖さがポイントではないか。ただ殴り合っているだけの集団を立ち上げただけなのに、絶対服従をする奴らの行動原理は何なんだろう。社会への不満とかなんとかいろいろあるんだろうけど、そこらあたりはいまいち共感も理解もできなかったのですね。

で、ラストは自分の分身である男を葬る去るために、銃口を口に入れて引き金を引く主人公。それによって分身は後頭部をふっとばされて消えるが、当の本人は死なない。よく見ると主人公は頭じゃなくて、左の頬か顎辺りに穴が空いただけっぽく、それで死ななかったようだが、ここらあたりも映像としてはわかるけれど、意味をうまく汲み取れなかった。

まあそんな映画で面白かったんだが「驚愕のラスト」とか「大どんでん返し」的な驚きはなかったね。

そんなわけで4本の映画を見たんだが、見てて一番心を動かされたのは「エスター」でした。あんな女の子がいたらオレはもうダメだ。全力で逃げ出す。そんな少女に脅された主人公の小さい娘はひどいトラウマを抱えることになるだろう。誠に可愛そうなことだと思い、心配で仕方がない。

最後に

太陽がでてれば寒いのは平気なんだが、ショボショボ雨が降る天候で外に出る元気はあまりない。暖かくなるのはもう少し先だろうけど、せめて週末は天気が良くなりますように。自宅の近くの坂道に植えられた河津桜は花をつけているし、梅もぼちぼち咲き始めている。早く暖かくなって桜が綺麗に咲きますように、という願いを込めて昨年の桜の写真を載せましょう。

 

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 桜の花の満開の下を歩くラブラブカップル。季節も春、人生も春。

ちなみにおねえさんが首から下げているカメラは、ライカのゾフォート。

あえてインスタントカメラ。それもライカ

あざといという気もするが、一周回って逆にシブい。

天皇盃第24回全国都道府県対応男子駅伝競走大会

3月上旬並でとても暖かい日

先週末では雨予報で、雨が降ったらゆくのはやめようと思っていたけれど、予報通りの今朝早く降った雨も上がり、昼前には太陽が顔を覗かすぐらいに天候も回復し、例年になく暖かい中で行われました。

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むかしの投稿を見ると、場所はバラバラだけれど、毎年「寒い寒い」とか書いているな。

 

で、毎年どこらあたりで見物するか(応援?撮影!)でいろいろと考えるんだけど、まあ毎回ぶっつけで思いついたところにゆくわけです。あまり人が多くない場所がいいと思い、でも遠くへゆくのはめんどくさい。そんなわけで今回写真のサイドに初めて行ったけど、選手通過時間が迫る中 どんどん人が増えてきて、それらの人たちがみな選手を見ようと道路側に身を乗り出すので写真を取るのに邪魔でしょうがない。こんなんじゃ人しか映らないから後ろに写っている歩道橋を一生懸命駆け上がり、この写真を撮った場所まで移動したのでした。

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3区は大学、一般の選手が走るため、箱根駅伝で活躍した大学生が多く登場する。

トップは群馬県 塩尻選手(順天堂大)は、箱根駅伝2区2位。

第2位は鹿児島 中村選手。

広島 吉田選手(青山学院大)は箱根駅伝9区を快走。長野 桃沢選手。後ろにはちょうど駅に入ってきた、広島電鉄宮島線の宮島口行電車。

ここあたりから、2019年箱根駅伝優勝校の東海大の選手が続々登場。

神奈川 飯沢選手(東海大)は、箱根駅伝4区2位。後ろの赤パンが目立つ。

福島 阿部選手(明治大)は箱根駅伝3区2位。後ろの赤パン女性が喜びすぎw

福岡 鬼塚選手(東海大)は箱根駅伝1区6位。後ろの赤パン女性が抱っこしてるのは赤さん。

熊本 西田選手(東海大)は箱根駅伝5区2位。

電車から睨まれる。

兵庫 西川選手(東海大)は箱根駅伝3区7位。

鳥取のベテラン岡本選手(中国電力)は、(今大会で?)累計100人抜きを達成したらしい。表情は苦しそうだけど毎年ごぼう抜きの快走ランナー。

北海道 小松選手(東海大)は箱根駅伝8区1位。

青森は小袖選手。

折り返して高校生区間の5区。トップは群馬 大沢選手(樹徳高)

2位は広島 中野選手(世羅高)。あわよくば、このまま優勝へ とか思ったけれど。

青森山田の田澤選手はなんだかすごい人らしい。

最終ランナーの後ろには折り返し点の印がトラックに運ばれてゆきます。

駅伝コースの2号線をまたぐ歩道橋に取り付けられた、TV中継の音声用マイクについてるふもふカバー。

第4中継点撤収。

記録係りは情報をまとめて撤収準備中。記録機器はシチズン

今年は暖かく、陽が指す場所ではじっとしてても汗が出る感じ。まあ雨が降らず天気が良くて選手には良かったんじゃないかな。

 

 

あけましておめでとうございます。

今年は暖かい正月でありました。

特に何処へゆくでもなく、のんびりした正月だった気がしますが、日帰りながら少し足を伸ばしたりもしましたね。

毎年恒例の宮島 鎮火祭に今年も行きました。

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今回は2018年に手に入れたα77IIにF2.8レンズで撮ってみたんだが、やはり暗い場所ではピントが合わず苦労した。まあ炎を狙っとけば、なんとなくいい感じには撮れたりするからそれはそれでよしとする。

で、日が改まって元旦。初日の出をタイムプラスで撮ろうとしている図。iPhoneを自撮り棒のスマホ固定部分に取り付けて、そいつを三脚に取り付けた。自宅ベランダから朝日がよく見えます。

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2019年、平成31年亥年の初日の出。今年は雲が少なくよく見えました。

2018年はLightroomの2018年フォルダには16,645枚の写真が収められております。さて2019年はどれくらいの写真が撮れるのでしょうか。

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で、元旦そうそう山口県長門市の角島へ家族で行ってみた。山の中では日陰部分に雪が少し残っていたけれど、道路は全然オーケー。

道路はまっすぐなんだけど、どうも曲がって写ってしまう。まあテクニックが無いだけなんだがね。

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角島灯台へも行ってみた。気温はそれほど低いわけじゃないと思うけど、風が強くて寒かった。

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その後は去年に続いて元乃隅神社へ。今年から「神のお告げ」で名前が「元乃隅稲成神社」から「元乃隅神社」へ変わったらしい。

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そのまた帰りには防府天満宮へ行ってみる。18:00頃到着だったけど、駐車場に入るのに40分待ち。境内は思ったより人は少なかった。まあ夜だしな。

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で、3日には地元の天満宮菅原道真公も大忙し。

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そして年末年始休みの最終日には、恒例の厳島神社へ初詣。

宮島には最近、いろんな店が代替わりしているっぽくて、新しいオサレめな店が沢山できている。ここんちのパンを食べてみたけど美味しかった。

ホテルのロビーの一角にある店で、名前は「島旨PAN」音からの連想で、キャラクタはシマウマ。シャレか。

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今年は四連覇からの日本一だぞ、カープ

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最後に、ひどく納得した絵馬に書かれた願い事。オレもこれ。頑張ろう。

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今年も皆様におかれましては、良い年になりますように。

明日から仕事だ、体がなれるまで時間がかかるけど、一発目からめんどくさい会議があるから憂鬱だぜ。

今年は暖かいので待ってるのは楽。でも人が多くて立ってるのが大変。

厳島神社的運営

12月23日は天皇誕生日で、その日に厳島神社で行われる天長祭では毎年舞楽が奉納される。なので、見に行きました。

この日は大潮だったのか、回廊スレスレまで潮が上がってて、本殿入り口の拝観料を支払うとこが水浸しになってた。これって二三年前の管絃祭のときに見た以来ですね。

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 こちらが3年前の投稿で、管絃祭の夜に同じように潮が上がってきている写真がある。でもFlickrにアップした写真なので、そのうち消えるかも。

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三連休でいつもに増して観光客が多い。

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この人は歌舞伎役者の中村獅童にちょっと似てる。

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この人は広島カープの野間選手に似ている。

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間違ってたら大変失礼なので、もしそうなら先に謝っておくけれど、この舞手のひとって女性かなと思う。同じく厳島神社で行われる能舞台で、外国人の演者を見た事があって「最近は外国人も能を舞うんだな」と少し驚いたけれど、それ以来の驚き。まあ、舞手は男でも女でも良いんだが、非常に珍しいと感じたので驚いたわけですね。

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でた、皆さんお目当ての蘭陵王

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でた、セーラームーン月野うさぎちゃんポーズ。

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「月に代わってお仕置きよ!」

「あっ、店員さん、こっちハイボール2つね」的な会話をしているわけではない。

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途中からだんだん観客が減ってきて、場所移動ができるようになった。人が多いと、前の人の頭が邪魔だったりして、自分も少し体をねじったりすると隣の人にあたったりと、密かな攻防戦が繰り広げられるが、人が少なくなったと言って全く無くなるわけではない。前の人の頭が邪魔だったから回廊の段に上がったら、前のおばちゃんが「段を上がられると迷惑だからヤメレ」と言ってきた。いいじゃん、無理に押してるわけじゃなし、それくらい許してちょ、なんて思いつつも素直に引き下がる。が、なぜかそのおばちゃんの態度に腹が立ったので謝らず。まあ、オレが正しくはないことはわかっているけどね。

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場所を移ったので、舞手のバックに大鳥居が入りました。

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フィラデルフィア美術館前ではない。

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帰りには大聖院へ。もうすっかり正月準備ができていた。

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町家通りを歩いていると、大晦日の鎮火祭に使われる大松明も準備万端。

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次に宮島へゆくのは鎮火祭かな、と思いつつ、今年は寒くはなさそうだな、などと考えております。

今年もあと一週間でありますね。

 

昼間よりも夜のほうがきれいに見えるのは、ちょっとずるい気がしないでもない。

今回のはほぼ赤い写真です。

11月末から12月頭にかけて毎年縮景園で「もみじまつり」が開かれていて、そいつに毎回行っては写真を撮っているのはご存知の通り(誰が?)。

 

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 何度行っても同じような写真しか撮っていない(撮れない)んだが、ある程度歳を取れば「あと何回行けるだろうか?」などという漠然とした不安もあったりして、強張った腰をさすりながら行ったのですね、今年も。

それにしても同じカメラとレンズで撮ったやつでも、前のほうがよく撮れている気がするんだが、オレの腕は毎年衰えておるのかな?単純な力技ではないけれど、感覚的に衰えているのかな、なんてちょっと寂しくもなる秋の夕暮。

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全体的に赤い写真が多い。紅葉で木々の葉が赤くなっているのがその原因なんだが、それに加えて夜間ではオレンジの照明をあてているため、余計に赤く見える。

写真を撮るために立ち止まってたら、おばちゃん二人連れが追い抜きざまに「昼間よりも夜のほうがきれいよねぇ」なんて話てた。たしかにそう思う。そんな理由もあって、わざわざ休日の昼間じゃなくて、会社帰りのついででも訪れやすい平日に寄ってみたんですね。(特別開園は21:00まで)春の桜の時もそんな感じ。

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池に映る紅葉は、来るたびにきれいだと思う

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ここでも赤い天井

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園内にはカメラ抱えて三脚持った人がたくさん歩きまわってた。

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園内を巡るのは一方通行となってました。

毎年、通路沿いには足元を照らすランプが設置されているけれど、暗い中 細い橋を渡ったり、石段などの段差がある細い道を歩いてるとすれ違うのに難儀したりするんだが、今年からは園内の、特に池を巡る小道は右回りの一方通行とされていて、要所には案内の係員が配置されてた。人出が多くなれば危険も増えるだろうし、適切な対応ではないかと感心した。

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休憩は「にわかふぇ」で。毎年春と秋の特別開園のときに出店しているけど、肌寒い秋よりも桜の下の春のほうが賑わっている気がする。

こちらは春の様子。

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桜の木の満開の下、「にわかふぇ」。


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数年前は市街地を囲む山々にはうっすら雪が積もったりしたりして、昨年や一昨年などは寒かった記憶があるんだが、今年はコートなしでも問題ないくらい暖かかった。そのため紅葉も長いとかなんとか。

とりあえず今年もクリアした名勝縮景園の「もみじまつり」でした。

11月の訪問 7日ぶり3回め

紅葉の季節だし、行っとけ行っとけ

11月に入って、紅葉の季節だしなどと言いつつ、宮島訪問は3回めです。

季節がら人が多い。外国人観光客も多い。人が少ない時を知ってるから、「お前らどこから来たん?」という気持ちにはなるけれど、まあ観光地が繁盛しているってことは地元の人間としては良いことです。

宮島へ渡るフェリーで見かけたアベック(いやちがう、カップル)。ふたりとも着物姿で気合入りまくり。兄ちゃんの方がデカめのカメラを持ってたから、紅葉をバックにモデル撮影と洒落こもうという魂胆か?とか勝手に想像。それにしても兄ちゃんの着物が女物の柄っぽくて洒落ているというか、なんというか。

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フェリー桟橋降りてすぐ目の前には猫カフェとフクロウカフェがあったけど、そこの新手稼業として最近できた「厳島豆柴カフェ」は繁盛してるっぽかった。

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この日は天気が良かった。ので、定番的な写真だがなんだか絵葉書っぽくなった。まあ現像するときに色もそれっぽくしてみたわけなんだがね。

日本三景安芸の宮島 絵葉書シリーズ「豊国神社五重塔

こう見るとかなり特撮っぽいっていうか、ミニチュア感があるな。特に気にして撮ったり、特殊な設定で撮ったわけじゃないんだけど。円谷英二的な、樋口真嗣的な映像になってしまった、結果的に。

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五重塔撮影の定番の場所だけど、メインからは少し外れるので、観光客の人はあまり来ない場所。でかいカメラ担いでいる人や、たまたま通りかかった人、この少し上にあるレストラン目的の人が通るくらい。秋はこの位置がよいし、春は桜の木があるもう少ししたが良いです。

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季節が違うけど、別の日に撮った写真の上側に写っている葉っぱが落ちた枝が桜で、春になるとここらあたりにカメラ爺が集合してます。

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今回の目的は紅葉っていうよりも、こっち。「厳島神社宝物名品展」看板が地味。これだけじゃなんのことかわからんだろうし。みんな弥山(みせん)に登ることばかり考えて、「ロープウェイ待ち時間70分?!」なんてことばかり気にしているから、こんな看板には誰も気が付かない。それすら去年まではなかったし。そういう意味では格段の進歩です。

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普段は一般人は入れない、厳島神社に伝わる宝物を保管している倉庫的な蔵的な場所で公開されている。入り口にポスターが地味に貼ってあるだけで、アピールの仕方がおとなしすぎて見んな通り過ぎて行ってた。時々立ち止まる人もいたけれど、ポスターだけ見てもあまり興味を示さない。こういったところが商売っ気が少ない厳島神社的といえば「的」である。

この宝物名品展の毎回の目玉は毎年違う絵巻が公開される「平家納経」の展示で、それ以外にも平安時代から厳島神社に伝わる数々の国宝の展示もされます。

今年展示された平家納経は「薬王品」と「神力品」です。

平家納経 薬王品

平家納経 神力品

その他にも平親宗が直筆の金泥で書かれたお経の巻物も展示されていた。これが字が上手すぎ。昔の人は活字のような文字を筆で書く。自分自身との教養の差が痛感されるね。

その国宝「平家納経」といえば、厳島神社回廊を出て目の前にある宝物館でも年中展示されているんだが、あちらはレプリカなのですね。でもこっちは本物の国宝。展示場の広さ(20畳くらい?)や展示数(十数点)に比べて入場料がちょっと高い(大人1000円)じゃないかとも感じるけれど、本物(展示物中の2/3くらいが国宝で、それ以外は重文。レプリカはない)が目白押しなので見る価値は十分ありますよ。千年近く前の人が書いた直筆文字(去年は平清盛直筆の平家納経が展示されてた)を見る機会なんて少ないし、その文字(お経ですね)自体も非常に素晴らしいしで、もし展示期間中(毎年11月中旬から12月初旬)に宮島を訪れる機会があるならば、ぜひともゆくべきですよ。(館内は撮影禁止なので写真はなしです。)

入り口で靴を脱いで(ココらへんも普段からの公開ではない感満載。入場料を払うと貰える展示物の説明が印刷されたパンフレット(画用紙っぽい紙に文字だけが印刷されたもの)を見れば、展示物の見るべきポイントがわかります。それとおまけにA5サイズくらいのクリアファイル(展示物に合わせて毎年柄が違う)ももらえます。

厳島神社宝物名品展のポスター映像を探したけど見つからなかった。で、観光協会のHPに掲載されていた情報はこれだけ、いかにも地味。地味すぎる。でも展示物は国宝、重文ばかりで凄すぎる。

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展示を見終わっていちおう押さえで紅葉谷公園へ。

紅葉も終わりかけかなと思ってたけど、まだまだ赤い天井が見られました。

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赤い絨毯もあり

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明治の文人かエライ政治家の先生などが密談をしてそうな紅葉谷公園奥にひっそりと存在する建物。

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久々に見た雑貨ひぐらしの立て看板(新型)

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頑張れカープ。来シーズンは日本一だ。

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平成最後だからな

紅葉も盛りをちょっと過ぎ

先々週行ってみたらまだ早かった中国地方の紅葉は、先週がピークだったらしい。

とはいうものの平成最後だし、ということで、おっとり刀で駆けつけたのが安芸の宮島でありますよ。

まずは定番スポットから。この日は曇り。ちょっと「映え」ない色だけれど、まあよしとする。

とりあえず紅葉谷公園を目指すも、どこもかしこも人が多い。

紅葉谷公園の真ん中あたりにある「もみぢ荘」も大混雑。多少散りかけだけど何年かぶりに赤い天井を見ることができた。

そのあとは大聖院へ。

ここの山門下にある大銀杏の落ち葉が階段を埋めるのを見るのも数年ぶり。

アジア系外国人観光客のおねえさんが葉っぱをばらまいてはしゃいでおります。

人がやってるのを見て真似をしてみる。とりあえず「インスタ映え」、あるいはカメラ初心者あるあるの「足を撮る」。

えべっさんも嬉しそうに釣り竿の代わりに銀杏の葉っぱを持ってた。

シルバーヘアのマダムは大漁旗デザインのシャツを小粋に着こなしてらっしゃる。外国人にとっては勢いを感じる漢字が描かれているし、ちょっと着物っぽいデザインだしで「クール」に感じるんだろう。

階段の一番下のところで、いい歳したおっさんのピースサインを始め、思っきり気取ったポーズの外国人など色んな人が記念写真を撮ってた。

前回大願寺の火渡りの儀式で来たときには大聖院にはよらず帰った。で毎回挨拶している波切不動明王へろうそくと線香を供えたら、たくさん立てられている線香をうまく避けたつもりが、一本が手に触れてしまい軽く火傷をおったわけで、これは不動明王が「久しぶりやんけ」と前回パスしたことに対するペナルティではないか、などと勝手に想像したりして、自らの不注意さを精神的に隠蔽する作戦をとったのですね。

まっ、そんなわけで厳島神社本殿はまた今度ってことで今回は入らず。ここしばらく入ってないな。人多いし。

今ひとつキリットしない印象の着付けなんだが、せっかくきれいな着物を着てるんだから、歩くときくらいはスマホ見んなよ、と思うぞ。

で、今回の目的の一つである豊国神社千畳閣から見た大銀杏の写真です。

最初もう少し前から撮ってたんだけど、ふと振り返ってみるとたくさんのカメラを抱えた人たちがもう少し後ろに座って写真を撮ってた。で、それに気づいてオレも後ろに下がって撮りました。気づかなかったとはいえ、前の方に座ってて申し訳ない。

前の方から撮ると大銀杏の大きさが目立って良いのだけど。

後ろに下がるとたくさんの人が歩いて自然と磨かれた床に大銀杏の色がきれいに反射して黄色く光る。

なので手前の床にピントを合わせて撮ってみた。

とりあえずたくさん撮ってみた。

宮島最後は定番の雑貨ひぐらしのポット。最近看板が見えないな。後ろの外国人観光客なんだが、なにげに休憩のため塀の上に座っているだけなんだが、日本人のお姉さんが座ってもこんなにサマにならないと思う。なぜなんだろうね。

別の日に行った吉水園という庭園。この日は秋の一般公開日で、こちらも人が多かった。

吉水園の帰りに寄ったダムにたってた「利水次郎」くん。お兄さんの太郎くんはダムの上の方にたってた。兄弟揃ってダムを守っている頼もしい奴ら。

ついでに、金曜日は名古屋へ出張で、早めに移動して名古屋市市政資料館を見学。平日にもかかわらず、それなりの数の人が見学してた。入場無料です。

この日は天気がよく、強い外光でステンドグラスが輝いてたので、そいつと薄暗い建物内を上手くバランスがとれた写真を撮るのは難しい。

これくらいの光の具合だと、ちょっとフェルメールの作品っぽくていい感じ。

仕事が予定より早めに終わったので、ついでに名古屋城へ行ったけど、閉まるまであまり時間もなかったから、周りを歩き回っただけ。

お堀の周りに新しい商業施設ができてた。戦国武将らの笑顔が胡散臭いポスターに目を引かれる。

名古屋といえばみそか矢場とん

記念写真スポット。

お城の周りには野良猫がたくさん徘徊中。

名古屋城園内に入らないと、天守閣はまともに見られない。

まあそんなわけで、金曜土曜日曜と久しぶりにいろいろと写真を撮りました。それはそれとして、あと数ヶ月で年期があけるNexus6pのバッテリーの調子が悪く、出張先で勝手にシャットダウンした。いろいろ調べてみると同じ現象はたくさんの人も経験している様子。だめじゃん。この端末もiPhoneに比べるとイマイチなので、あと数ヶ月だましだまし使うしかないな、と残念な気持ちになりましたよ。

今回は写真が多いね。